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2018年10月20日22:11

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ブナの森ガイド(月山)

山形県立自然博物園(ネイチャーセンター)でほぼ毎日行われている
博物園ブナの森ガイド(無料)に参加してみた。
参加と言っても、自分ひとりだけだったけど。
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http://gassan-bunarin.jp/

一人で森に入って、見て来た花や木を後で調べるよりは
経験豊富なガイドさんに森の中で教えてもらって方が断然、勉強になる。
今日のガイドはボランティアのHさん

まるくて大きな葉っぱはオオカメノキ(大亀の木)
名前の由来は卵円形の大きな葉を亀の甲羅に見立てて「大亀の木」と書く。
春には白い花を咲かす。
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軸の赤いこの小さな木はヤマウルシ(山漆)
触ると危険!
紅葉の時期、葉は綺麗な赤に染まる。(園内の葉は綺麗に染まってなかったが)
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樹皮が白っぽく縦に亀裂が入り、葉っぱの縁がぎざぎざなこの木が
ミズナラの木。秋には実(ドングリ)が熟す。
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ミズナラのドングリはタンニンを含み、そのままでは渋くて食べられず、灰汁抜きが必要。
縄文人は食べていたが現代人はほとんど食べない。

ヤマウルシの実が熟すと白い蝋質の中果皮に覆われ縦縞模様の核が現れる。
昔の人はこれを集めてロウソクのろうの原料に使ったこともあったそうな。
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この黄緑の葉っぱがコシアブラの葉っぱ。
これが山菜の女王とも呼ばれるコシアブラかぁ。覚えておこ。
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赤い実をつけるこの木がマユミ。
秋に果実と種子、紅葉を楽しむ庭木として親しまれ、
盆栽に仕立てられることもある。
女性の名前のようであるが、材質が強い上によくしなる為、
古来より弓の材料として知られたことが名前の由来。
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こちらも触ると危険。ツタウルシ(蔦漆)
三つの葉っぱが特徴のツタ状の植物。
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オオバクロモジ
クスノキ科の落葉低木。
枝を高級楊枝の材料とし、楊枝自体も黒文字と呼ばれる。
香料の黒文字油がとれる。
木の香りを嗅ぐと良い匂いがする。
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このブルーの身を付ける木がサワマタギ。
ググっても解説が出てこない・・・。
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周海沼に着いてガイドの折り返し
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帰り道に拾ったどんぐり
根が出てます。こんな風に根が出るんだね。
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最後に教えてもらった、サワクルミ(沢胡桃)
えらく小さい実をつける。噛んでみたらくるみの味がほんのりとする。
食べ応えが全くないので酒のつまみにはならないが、
森のリスには程よい大きさか!?
沢を好んで自生する木なので、雪山を歩く時はこの木を見つけたら
避けると沢に落ちるリスクを下げられるのだそうだ。
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2時間半のガイドで実にためになる話を色々して頂きました。
大満足。
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