下関国際の鶴田君はとてもタフな投手だ。ピンチになると強気にインサイドを突いてくる。
木更津総合の先発はこれまでリリーフで投げていた根本君、エースで4番の野尻君は3塁を守る。初回から連打で無死1・2塁とされるがそのピンチを凌ぎ、2回死球で走者を出し3塁ゴロ、1塁ゴロが連続エラーで1点を失うとさらに濱松君のタイムリーで2−0とされた。
最速149キロを甲子園でも出している根本君。ただ全力で押し通すリリーフ登板と試合を作らなければならない先発とは違う。慣れていないのかとも思うがそれ以上にバックが足を引っ張った。
木更津は3回に東君のソロ本塁打で2−1とする。しかし4回の無死2・3塁。5回の1死1・2塁。6回の2死3塁。7回の1死2塁。8回の2死満塁と毎回のようにチャンスを作りながらあと1本が出ない。鶴田投手が立ちはだかった。
木更津の根本君は失点後は3回4回6回と三者凡退にとり試合を作ったが、代打を使った関係で8回から登板した篠木君が失点し4−1。最終回の木更津は一人走者を出したが併殺で試合終了。
再三攻めながらもそれを上回った下関国際の鶴田投手の強気な投球。結局それに迫力負けした形だった。
千葉大会からずっと見てきた。王国復活を期待していたが2年ぶりのベスト8入りはならなかった。
だが、選手たちはよく戦ったと思う。2年生投手の根本君、1年生の篠木君も甲子園登板を果たした。来年もまだまだ木更津総合はその力を発揮するだろう。試合は完敗で残念だったが心から拍手を送りたいと思う。
2018年8月17日 第100回全国高校野球 3回戦(於 阪神甲子園球場)
下関国際
200 000 011 = 4
001 000 000 = 1
木更津総合
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