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2024年05月11日18:33

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神宮スズメの独り言2024春〜33〜立教の反撃

明治の宗山君がついにスタメン落ちした。オープン戦で死球を受けて骨折しながら驚異の回復力で復帰はしたものの打率は低迷。それ以上に球場で見ていて気になったのが守備での送球の不安定さだった。

もちろんあと15年安心と言われたプロでの今後の活躍を否定されるものではまったくないが、この故障に加えて彼独特の真面目さがこんなチームの窮地には逆に作用しているように思える。明るく笑って盛り上げるキャラではなくストイックに自分を責めて背中で押すタイプの主将はこういう局面となると対処が難しいのかもしれない。

今日の相手は立教。先週の慶應戦が4回戦までもつれ雨天順延もあって決着がついたのは8日の水曜日。中2日での試合になる立教と先週は試合がなかった明治。コンディション的には明治が有利である。

しかし今年の立教は侮れない。安定した投手陣を軸にこれまで勝ち点は0ながら法政、早稲田、慶應を相手にすべて1勝を挙げ、さらに負けた試合も僅差でのものだ。

特に先週の慶應戦。初戦は8回まで0−0ながら好投していた小畠君を替えて9回に2点を失って敗れた。次の2回戦は2−2の同点で迎えて9回の表に2点を入れ勝利を確信したがその裏2点を返され引き分け。3回戦は勝利したが4回戦では2−2での8回裏に2死1・2塁からタイムリーを浴びて敗れている。

立教に大敗、完敗した試合はない。立教は大越君が先発した。3日前には大越君から沖君、小畠君と継投して負けてしまったがこの3人と最後に出てくる吉野君の組み合わせは立教にとって今シーズン確立された投手陣である。

対する明治の先発は高須君。早稲田との2回戦で7回を3安打完封で1勝1敗に持ち込んだ。開幕の東大戦も2連勝はしたものの2試合で10点を取られた明治の投手陣にとって初めて投手らしい投手が現れたと田中監督が言った高須君だ。

期待通りの快投を見せた。5回まで2安打7奪三振で与四球は1だった。そして明治は3回の裏に直井君のタイムリーで1−0としていたのだ。明治サイドには安どの空気があった。1点差ではあるが明治は4回にも2死1・3塁のチャンスを作っており後半勝負にも手応えを感じていたはずだ。

しかし6回表の立教は先頭の小林隼翔君が安打で出ると田中祥都君、柴田君の連打で無死満塁。ここで明治はタイムをかけてマウンドに選手が集まって一息入れたが立教の西川君はその直後の初球を叩いてレフト線に2塁打を放ち2−1と逆転。明治は毛利君をマウンドに送るが犠飛と内野ゴロで2点を追加され4−1。

その裏の明治は先頭の木本君が安打で出るがその後は沖君、小林誠明君、吉野君の前に一人の走者も出せず敗れた。

宗山君の故障もあるが投手陣で藤江君、浅利君といった4年生が不調。来年のエース格の久野君も手術で離脱しており、名だたる選手がいる明治にとっても苦戦となりそうだ。対する立教は監督が木村さんに替わって勝ち点こそ挙げられないもどかしい試合が続いていたが確実に力をつけてきていることは間違いない。今日のベンチには小畠君は入っていなかった。明日は先発するはずだ。一気に勝ち点を狙ってくる立教に明治はどう対応するのか。

やっと立教の反撃が始まった。明日の2回戦は見応え十分である。



2024年5月11日 東京六大学野球春季リーグ戦 第5週1回戦(於 明治神宮野球場)
立教
000 000 400 = 4
001 000 000 = 1
明治

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