展覧会のタイトルが記された壁
かかっていたのは
「赤いなにか」が入っていた小さな額
いきもののようでどきっとしました。
沖潤子 蜜と意味
@KOSAKU KANECIKA
もはやはじめの形がどのようであったかわからないほどに縫いとられた古布
沖潤子の作品を初めて見たのは資生堂ギャラリーでした。
フレームにぴんと張られ、床におとす影さえ美しかったあの「旗」のような作品が
1年たって、さて?と楽しみにしてまいりました。
会場は天王洲の寺田アートコンプレックス。
作品は、額に入っていました。
ある種「箱」のようでもあり。
額の材質が時を経た素材であるのは
中身の古布に合わせてのことでしょうね。
もちろん気の遠くなるような針目はそのままに。
かごのような檻にはいったもの
吊られて揺れるもの
作者が『マルテの手記』からひいたことばどおり
蜂のように集め続けられる蜜と意味。
独特な世界ですね。
7月21日まで。
http://kosakukanechika.com/
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