mixiユーザー(id:64140848)

2018年06月24日08:52

135 view

沖縄を沖縄に返せ

歌い出しかたき土を破りて 民族のいかりにもゆる島 沖縄よ
歌い出し我らと我らの祖先が 血と汗をもって 守りそだてた沖縄よ
歌い出し我らは叫ぶ 沖縄よ 我らのものだ 沖縄は
歌い出し沖縄を返せ 沖縄を返せ

約半世紀前に私が学生になったばかりの頃、沖縄は米国の統治下にあった。「沖縄を返せ」というのは、もちろん「沖縄を日本に返せ」という意味で歌っていたのである。「民族」というのはもちろん日本民族のことであった。1972年に返還が実施された時、沖縄は歓びに沸いた。誰もが沖縄は本土と同等になると思っていたのである。現実はどうか? 通貨はドルから円に変わった。本土から沖縄へ行くのにパスポートは不要になった。しかし、肝心の基地負担という意味ではまったく変わらなかった。沖縄は薩摩の琉球侵攻以来、自己決定権を持ったことは一度としてないのである。米兵の我が物顔の犯罪も依然として多い。本土から来た警官は辺野古基地建設を阻止症とする県民に対し「土人」呼ばわりをする。沖縄県民は相変わらず二級市民扱いである。本土のネトウヨたちは自分たちはなんのコストも払っていないくせに、「沖縄米軍は地政学的に重要である。」などと知ったふうな口をたたく。

「沖縄を返せ」の歌詞の最終フレーズは、現在は「沖縄に返せ」と歌われるようになった。当然だろう。沖縄は沖縄のものである。

【 一木一草焦土と化せん。糧食6月一杯を支うるのみなりという。沖縄県民斯く戦えり。県民に対し、後世特別の御高配を賜らんことを。】

沖縄戦の最後に大田實・海軍少将)が、昭和20年6月6日に海軍次官に宛てた電文だ。御高配が基地負担に対する補助金などであっていい訳はない。沖縄の痛みも分からずに「美しい国」などとたわごと言っている場合ではない。

■沖縄慰霊の日、平和誓う=翁長氏は辺野古移設批判
(時事通信社 - 06月23日 12:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5168994


3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する