インターネット上には様々な記事があって、私もいろんな記事を引用したりするが、個人名を挙げてその人を非難しているような記事を引用する場合は特に注意が必要だと思う。
先日あるトピックで、次のようなコメントを見かけた。
>>>>引用開始>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>引用開始>>>>>>>>>>>>>>
「パヨク」とは何なのか知らなかったので検索しました。
>パヨクとは、左翼の中でも特に悪辣な人間を指すネットスラングである。
「左翼」と「ぱよぱよちーん」を合わせた造語であり、ぱよぱよちーん事件を起こした左派活動家のような、酷い言動や思想を振りまく者、またはその賛同者に対して使用される傾向にあるようだ。
「ぱよぱよちーん事件」なるものも知らないわ。
「ぱよぱよちーん事件」も検索してみました。
>ぱよぱよちーんとは、「レイシストをしばき隊」「SEALDs」などで政治運動をしていた左翼活動家、久保田直己が日常的に使用していた、挨拶に使われる言葉である。
エフセキュア社情報漏洩事件を引き合いに、日本に浸透する「平和運動家」の危険性をソフトに喧伝する語として知られる。
だいたいどれぐらいの人たちが知ってる語彙なのでしょう。
>>>>引用終わり>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>引用終わり>>>>>>>>>>>>
おそらくこれを引用した当人には、久保田直己や「レイシストをしばき隊」「SEALDs」を貶める意図はないのだろうと思う。自分は中立的な立場で単にインターネット上にあるものを参照したに過ぎないので、記事の真偽は読者自身の裁量に任される、と考えているのだろう。
しかし、なんの論評も加えずコピペするということは、結局久保田直己氏やSEALDsに対するネトウヨの悪意に満ちた記事を拡散させていることになる。その記事の内容に対し、原投稿者と同様の責任を負わなくてはならない。
試しに、当該記事の「久保田直己」の部分を自分の名前に置き換えてみれば、縁もゆかりもない人間にこの記事がコピペされることの不快さというものが分かるはずである。
当該トピックでは、ことの重要さを再三訴えたのだが、ご当人からもその他のギャラリーからも一向に反応がない。哲学徒としては余りにナイーブ、鈍感としか言いようがない。
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