瞳一つに感謝。

人に言わせれば都合よく見えるらしい。

ただ、僕は一つだけ神様に感謝していることがある。

世界が美しく見える瞳を与えていただいたこと。

日々に接する生命たちの営みも、

日々に触れ合う人々の笑顔も、

すべてが光輝いて見えるというのは、

ある意味の才能なのかもしれないけれど、

当たり前の感性ではありえない。

気付かぬうちに育てられていたんだな。

幸福って何と今聞かれたなら、

世界が生きている者たちの生命力と感動に満ちていること、

それを素直に見つめて生きられることと、

僕はこたえるだろう。