mixiユーザー(id:235184)

2018年04月08日08:28

143 view

美味しそうな葉桜

 この前咲いたばかりのように思っていましたが、もう葉桜になっています。実は私は、花が少しだけ残った葉桜の状態も好きです。じっと見ていると、桜餅を連想して、食欲が刺激されるものですから。

【ただいま読書中】『進撃の巨人(5)(6)』諫山創 作、講談社、2011年、419円(税別)

 エレンは「人間としての自分」と「巨人になれる自分」との折り合いがついていません。しかし早く話を決めなければいけません。人間社会は「巨人としての危険性を持つエレン」を「さっさと調査して殺してしまえ」という人たちと「巨人に対する武器として活用するべきだ」と主張する人たちに分裂します。
 結局巨人に占領された「壁の内側」に攻め込めるかどうか“お試し"をすることになり、エレンは調査兵団に身柄を預けられます。調査兵団の任務は、壁の外に出て調査と戦闘を行うこと。安全な壁の内側を敢えて選ばない人の集団だけあって、変わり者揃いです。そのかわり、巨人との戦闘の腕は立ちますが。そしてエレンの初回の出動で、部隊は「女型の巨人」に襲われます。他の巨人とは違って超大型で、明らかに知性をもち、行動に目的があります。つまり、この女形の巨人もエレンと同様「人がなった巨人」なのです。そして、調査兵団のリヴァイ兵長は、その女型巨人を生け捕りにしようとします。巨人の謎を少しでも解くために。
 調査兵団の変わり者の中でも、ほとんど「愛」の視点から巨人を見ようとする強烈な変わり者のハンジ分隊長ですが、ハンジはなんと「巨人は軽い」ことを発見していました。プロポーションを変えずに巨大化したら、体重は身長の3乗に比例して増えるが骨の太さは身長の自乗に比例して増えるので、結局骨が保たなくなるはずですが、巨人は平気で動いています。それを科学的に成立させるために、「体の密度が人間よりも小さい」としているわけです。いやあ、これはエレガントな解決法です。すると、巨人を防ぐためには、広くて深い川が有効かもしれません。ぷかぷか浮いて流れて行ってくれるでしょうから。しかし、エレンが住む世界は、平原と森ばかりなんですよねえ。



0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年04月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930