イースター

　英語では「Easter」だから「Wester」もあるのか、と思ったら、もともとは北欧神話の「春の女神」の名前（Eoster）が語源だそうです。たしかに「春のお祭り」ではありますが、なんで北欧なんでしょうねえ。イエス・キリストが聞いたら、目を丸くするかもしれません。

【ただいま読書中】『地球は本当に丸いのか？　──身近に見つかる９つの証拠』武田康男 著・写真､ 草思社、2017年、1200円（税別）
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4794222874/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4794222874&linkCode=as2&tag=m0kada-22&linkId=f2c052473beca34d93e869d1d908b112
　「地球は丸いか平らか」を、図解と写真で明快に説明した本です。
　たとえば「水平線がはっきり見える」は地球が丸い証拠です。もし地球が平らなら、水平線は無限遠に存在するのではっきり見えません。しかし地球が丸いと水平線はわずか数ｋｍ向こうです。これなら普通の人間の視力でも水平線を見ることができます。
　もちろん富士山のてっぺんに立ったら、水平線はずいぶん遠くになります。ところが、富士山から遠くを見たら、あるいは富士山を遠くから見たら、これまた「地球が丸い証拠」が見つかるのです。
　私が一瞬虚を突かれたのは「南極と日本で、月の模様が逆さになる」という章でした。いや、写真と図解を見たらその理屈はよくわかります。私は南半球に行ったことがないので自分の経験では語れませんが、もし南半球（それも赤道よりずっと南側）に行くことがあったら、月を見ることも忘れないようにします。
　ところで、平ら、というか、円盤状の惑星があるとしたら、その軌道は安定しているのでしょうか。安定している場合、「一日」とか「季節」はどうなるのかな？