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2018年03月05日18:24

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範疇(はんちゅう)

参院予算委の集中審議で、「森友学園」問題で財務省が作成した決裁文書が書き換えられた疑惑について、麻生財務大臣は「捜査段階であり、今の段階で答えられる範疇にない」と答えた。国権の最高機関において、行政の姿勢が問われているのに、その責任者が回答を留保するというのもピント外れな回答だが、答弁の中の「範疇」という言葉の使われ方が少し気になる。

一般的に、この言葉の使われ方として、「該当する範囲」というような使われ方が多いような気がする。おそらく「範=範囲」のイメージに引きずられているのだろうが、もともと「カテゴリー」の訳語として割り当てられた哲学用語であることを知っていれば、頻繁に使いたくなるような言葉ではない。よりによってこんな難しい単語を使わなくとも、日常的には「範囲」とか「領域」とかもっとわかりやすくて適当な言葉があると思う。

どうも麻生大臣のように国語の偏差値が低そうな人に限って、「範疇」を使いたがるような傾向があるような気がする。

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