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2017年12月31日07:44

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相撲の道

 相撲はもともと神事と武道と興行(エンターテインメント)の三面性を持っていました。現在の「横綱の品格」なんていうのは、明らかに過去の「神事」(または武道)の名残ですし、外国人でもどんどん入れて「満員御礼」で盛り上げるのは興行面の話です。で、それらの鼎立が現在の大相撲で上手くできているようには見えません。この際ですからとりあえず「シン(真、神)相撲」と「国際相撲」とに協会を分けて、その両者のどちらが生き残るかで“勝負"するのはどうです?

【ただいま読書中】『応天の門(5)』灰原薬 作、新潮社、2016年、580円(税別)
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 藤原基経の発案で魂鎮めの祭が開催されます。貴族たちは「魂鎮め」という名目ではなくて「藤原基経の発案」というところに引っかかりを感じます。何を企んでいるんだ?と。
 たしかに企みがありました。大納言伴善男の酒に毒が。ところが大納言は毒入りを承知で飲みほします。二の膳まで進んでいたら大納言は致死量の毒を体内に入れることになっていたでしょうが、そこに大騒動が勃発。宴は中止となります。急いで帰宅した大納言はそこで吐血。そこで「トラブル解決屋」として有名になりつつあった菅原道真にお声がかかります。大納言の命を救えたら、藤原家からはにらまれることが決定。救えなかったら、伴の邸宅から生きて出られるかどうかわかりません。
 「才能がある」は「良いこと」なのでしょうが、こうして本人の意志とはまったく別のベクトルによって気に入らないものに関わりが深くなっていってしまうこともあるようです。
 そして、中国から新キャラが登場したところで、次巻に続く。
 いやいや、美形だらけで、視覚的にも楽しめる漫画です。


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