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2017年09月03日06:58

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秋の気配

 昨日青森の人と話したら、もう涼しいと言うより寒い、とのことでした。北から秋がぐんぐん日本列島を侵略しているようです。
 そういえば北朝鮮は、緯度で言えば日本の東北地方とほぼ同じくらいの所に位置していますね。あそこがもう少し暖かければ、国の方針はもう少し穏やかなものになったのでしょうか?

【ただいま読書中】『たい焼の魚拓 ──絶滅寸前『天然物』たい焼37種』宮嶋康彦 著、 JTB、2002年、1500円(税別)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4533040292/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4533040292&linkCode=as2&tag=m0kada-22&linkId=bbe99f11b5bfb8df276cd0f154fbbc00
 日本で最初の魚拓は、天保十年(1839)、庄内藩主酒井忠器かその長男忠発が釣った鮒(40cm)のものです。当時は「摺型(すりがた)」と呼んだそうです。著者の最初の「たい焼きの魚拓」は昭和五十八年、釣った姫鱒の魚拓を取ったついでに、冷たくなったたい焼きからも魚拓を取ってみた、という単なる冗談だったそうです。
 それから2年後、著者は都内で有名なたい焼き屋に出かけ、「焼き型」に「一匹ずつ焼くもの」と「何匹分もまとめて焼くもの」があることを知ります。著者は、絶滅寸前の「一匹焼」は「天然物」(大量生産は「養殖物」)と呼ぶインスピレーションを得、「天然物」のたい焼きの「魚拓」を集めて「レッドデータブック」を作ろうと思いつきます。
 この前書きだけで私はお腹いっぱいになります。本編に入る前から笑い転げています。
 ページをめくって目次。ここには「元祖たい」「踊りたい」「誠実たい」「機械仕掛けたい」……わはははは。
 次々登場する魚拓を見ると「こんなにいろんな形と大きさのたい焼きがあるんだ」と驚きます。どれもこれも個性的。そして本文には、たい焼きへの愛と焼く人たちのたい焼きへの思いがぎゅっと詰まっていて、これまた絶妙の味加減。
 ああ、たい焼きが食べたい。


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