録画しておいた NHK-Eテレの「世界の哲学者に人生相談」を見た。なにか悩みがあるなら、その道のプロであるカウンセラーに相談した方が良いのと思うのだが、人によっては哲学書からなんらかのポジティブな教訓をくみ取ることもあるようなので、なんともいいがたいのだが、もひとつ釈然としないものを感じた。。
ある主婦は「ツァラトゥストラはこう言った」から「あなたが出会う最悪の敵はいつもあなた自身であるだろう」というメッセージを受け止めたという。それはそれで結構なのだが、一般的には、ニーチェは人生のことを相談するには最も適さない人物のような気がする。
モチベーションを高めるようなことを言ってもらいたいなら、「自分に打ち勝て!」と激励してくれる、松岡修造の方がはるかに健全ではないだろうか。
ログインしてコメントを確認・投稿する