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2017年08月25日00:50

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オーダーメイド


首を吊った伯父さんは
溜め息が銀河みたいに輝いて
伯父さんはキンパツになって
環状列石で干物になっちゃった
強い引力よりずっとつよい合意
の上で乙女の心臓はちいちゃな飴玉のようにからびた
木馬のピンナップ
誇らしげに山間で枯れる杉玉を絶叫によって雨に頷く
訛りがぬけない鉄鍋をふたする木蓋
祈る
祈りに魁る祈りの訳を知らない言葉
手よりも早く清浄な稲荷の祈祷の三昧
水牛が沐浴する斜光へやすらかな週末を
揮毫とお弁当でボットウせん朝焼けのrhythm
存るトレインは在野へ雨のように存る
煙草を雨に弾いても
雨をさけるすべはない
花は、咲く
それをとどめることができないように
剥き出しになった心が
南洋でやわらかく怠惰にゴミ箱に
鼻で挨拶する野良犬のように揺られていて
綺麗を論じる学者の酒杯の乾いた泡は
潮風で、ほつれかげん
砂と香草でやつれかげん
首を吊った伯父さんはrhythmを遺した
新興住宅地の街灯に燃えろ、犬と共にまよえ

少女のむくんだ手におれの心臓のbeatを刻みつけて
やっとやっと腸をやんでもわらって
側溝を流星のように跳び越えた
心はひとつの球のようで
心は全てをおかす約束のように
ふえた
蜘蛛の巣が絡めとるんね
詩のてざわりと
秋刀魚を焼いた
新鮮なさんまを焼いたら
仏間の肖像が少し
くすんだ


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