mixiユーザー(id:235184)

2016年12月15日07:00

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年金カットの目的

 もちろん「制度維持」のためでしょう。ただ問題は「制度」は生き延びるとして、容赦なく年金をカットされたら年金生活者は生きていけます?
 ……もしかして、「これでは生きていけない」と一攫千金を狙ってカジノに行く人を増やすため?

【ただいま読書中】『ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇』久慈六郎 著、 集英社、2006年、952円(税別)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4087804429/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4087804429&linkCode=as2&tag=m0kada-22
 独身、38歳、彼女いない歴5年、年収320万、勤める会社は社員8人の零細企業。そんな「自分」が宝くじのロト6で3億2千万円も当ててしまいました。最初にしたのは「ロト6成金のセレブな私生活」というブログを始めること。それから10万円もってパチンコに行って2万円負ける。ロレックスを衝動買い。デートを餌に勧誘してきた生保レディーに現金の山を見せつける。ふだんは280円のラーメンの所を390円の特製ラーメンを注文。
 みずほ銀行では、無料の「相談会」をしているそうです。1億円以上当たった人で、浪費が始まるのが3箇月めくらいなので、その頃にカウンセリングのようなことをしてくれるわけ。大金が当たったために人生が破滅する人がけっこう多い、ということなんでしょう。しかし著者は「お節介」と感じています。う〜む、大丈夫か? これまでの行動を見ると、十分不安要素が満載なんですが。
 案の定、金の使い方が荒くなっていきます。海外に気楽に出かけてカジノへ、国内では株を買います。そして半年で3000万円がどこかに消えてしまいました。さらに株の含み損が2000万円。しかも、露骨に女運が悪い、というか、敢えて「悪い女」に“突撃”してません?
 「1万円札で鶴が2羽折れる。千羽鶴なら500万円で」と言って、その折り鶴の写真をブログにアップされると、私はますます心配になってしまいます。結局1億4千万円損をしたところで株からは手を引いた、しかも会社は辞めていない、ということで、なんとか“最低線”は守れたようですけれど。
 最後に「日本中の読者は、早く一文無しにならないかなって期待していますよ」という問いかけに対して「そうでしょうね。他人の不幸は蜜の味ですから。でも、その期待には応えたくないです(苦笑)」とあるのには、笑ってしまいました。
 もしも私が著者の立場になったら、どんな心理になって、どんな行動をするでしょうかねえ。自分自身のことながら、ちょっと心配です。


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