mixiユーザー(id:235184)

2016年06月10日07:17

277 view

100万回まであと何回?

 「たとえ嘘でも、100万回繰り返して主張すれば『それは真実である』と信じる人が出てくる」と言ったのは誰でしたっけ? ともかく、現在桝添さんが行っている“戦術”は「とにかく100万回同じ主張を繰り返そう」であるように私には見えます。100万回「丁寧に説明します」と主張したらその内に「丁寧に説明を受けた」と勘違いする人が生じるのではないか、という期待があるのかもしれません。
 そういえば、憲法解釈変更や安保法のときに首相も「国民の納得を得られるように丁寧に説明する」と主張していましたが、その「丁寧な説明」を私は聞いた覚えがありません。私の記憶力が悪いのかな? それとも首相は私のことを日本国民だと見なしていないのかな?

【ただいま読書中】『プラネテス(4)』雪村誠 作、講談社、2004年、667円(税別)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4063289370/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4063289370&linkCode=as2&tag=m0kada-22
 突然、「男爵」と呼ばれる新キャラが登場します。「自分はレティクル座人だ」と名乗る“宇宙人”で、言うことがあまりにトンチンカンなので「ホラ男爵」から「男爵」です。しかし、プラネテスは本巻で終わるのに、ここで話を広げて良いのでしょうか? 私は心配になります。さらに宇宙空間で戦争が。デブリ回収業者たちが10年かけてきれいにした軌道が、たった10分間で危険なデブリで一杯になってしまいます。口では「平和」と良いながら行動は「戦争をしたい」とする政治屋たちは、関係ない他人までの命まで危険にさらして兵器なのです。おっと、平気なのです。まあ、アホな政治屋はその存在そのものが「兵器」と言えるのですが。
 で、この巻ではネコではなくてイヌがやたらと登場します。
 ……えっと、木星探検はどうなりました?
 大丈夫。ちゃんと探検隊は木星軌道に到達します。しかしそこで大問題となるのは、そこで「人類」が発するメッセージはどのようなものであるべきか、ということ。隊長はその責任の重さからストレス性胃潰瘍になってしまいます。そこでメッセージを発する大役をしろと指名されたのは……
 本シリーズでは、「宇宙の雄大さ」と「どうしようもなく些末なこと」との対比が常に印象的に扱われていますが、その態度はとうとう最後までぶれませんでした。その「ぶれのなさ」ゆえ、私は作者をひたすら尊敬します。(ついでですが「政治家の嘘」のぶれのないことは、軽蔑します)


0 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年06月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930