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2016年03月05日09:54

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真実の10メートル手前/見果てぬ日本/南海蒼空戦記6

米澤穂信「真実の10メートル手前」東京創元社

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高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。
週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と 合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める……。
太刀洗はなにを考えているのか?
滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執――己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。
『王とサーカス』後の6編を収録する垂涎の作品集。
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米澤穂信さんのミステリ短編集です。
「さよなら妖精」で印象的だった太刀洗万智がその後ジャーナリストになってからの話です。
長編の「王とサーカス」も面白かったですが、こちらの短編集もいいですね。
単純な謎解きミステリではなく、ジャーナリストとしてどう事件に対処するかというテーマが迫って来ます。
さすがは米澤さん、読ませます。


片山杜秀「見果てぬ日本−司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦−」

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総力戦か、持久戦か、それともロマンか?「持たざる国」の戦い方とは――。
原子力文明と未来における破局にこだわったSF作家、日常の光景をとらえ現在を描き続けた映画監督、現代を批判しながら過去にユートピアを求めた歴史小説家……巨匠たちの思想と方法論を通して、この国の過去・現在・未来のかたちを解き明かす。
『未完のファシズム』で司馬遼太郎賞を受賞した著者による、瞠目の長篇評論!
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片山杜秀さんが、司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京を取り上げた評論です。
3人を日本の過去・現在・未来を描いたとして取り上げています。
一番力が入っているのは司馬ですね。
なぜ司馬が大正・昭和を描けなかったのかという説は説得力がありました。


横山信義「南海蒼空戦記6 帝都航空決戦」C-NOVELS

ちょっと話の展開に触れています。

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威力偵察に飛来したB29が地方の工場や軍事施設に対し高高度爆撃を開始!
日本軍は本格的なB29の本土襲来に対抗するため、ジェット戦闘機「椿花」の配備を進める。
一方米軍は短期間で日本を屈服させるため、B29による東京総攻撃を決定。
四段構えの防空網を敷くも、300機を集結させたB29との一進一退の攻防は遂に帝都上空になだれ込む。
陸軍は「鍾馗」「飛燕」「疾風」、海軍は「極光」「月光」を動員し全戦力を結集。
国家の存亡を懸けた戦いの結末は果たして―。シリーズ、堂々完結。
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横山信義さんの仮想戦記新シリーズ最終巻です。
航空主兵となった日本が米国と戦う展開ですが、三国同盟はないので、英国とは戦争状態にありません。
欧州ではドイツが優勢に戦いを進めています。
今回米国は大統領が変わる前にB29で最後の大攻勢をかけて来ます。
日本軍はドイツの技術者による新鋭機も動員して迎え撃ちます。
全編航空戦の描写はさすがですが、最後の日本のその後がなかなか良かったです。
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