「幻影師アイゼンハイム」DVDで見ました。------------19世紀末のウィーンを舞台に、見事なイリュージョンで人々を魅了した天才幻影師と、皇太子との結婚を控えた公爵令嬢の禁断の愛を描いたラブストーリー。ピューリッツァー賞受賞作家スティーヴン・ミルハ

続きを読む

「ジョン・ウィック」DVDで見ました。------------伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック（キアヌ・リーヴス）。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィア

続きを読む

横山信義「連合艦隊西進す２-紅海海戦」C★NOVELS------------亡命イギリス政府を保護したことで、ドイツ第三帝国と敵対することになった日本。第二次日英同盟のもとインド洋に進出した連合艦隊は、Ｕボートの襲撃により主力空母二隻喪失という大損害を出して

続きを読む

「RRR」見ました。------------1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、

続きを読む

月村了衛「脱北航路」幻冬舎------------北朝鮮の陸海空軍による大規模軍事演習。国の威信をかけたこの行事で、桂東月(ケ・ドンウォル)大佐は潜水艦による日本への亡命を決行した。しかも、拉致被害者の女性を連れて--。だが、そんな彼らを朝鮮人民軍が逃すは

続きを読む

宮部みゆき「子宝船 きたきた捕物帖(二)」PHP研究所------------江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失ったある家の宝船の絵から、なぜか弁財天が消えたという。時を置かずして、北一もよく知る弁当屋の一家三人が殺される

続きを読む

東野圭吾「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」光文社------------名もなき町。ほとんどの人が訪れたこともなく、訪れようともしない町。けれど、この町は寂れてはいても観光地で、再び客を呼ぶための華々しい計画が進行中だった。多くの住民の期待を集

続きを読む

小田嶋隆「小田嶋隆のコラムの向こう側」ミシマ社------------稀代のコラムニストの遺稿集にして傑作コラム集「書くことがない」という書き出しの伝説コラム、親友へ捧げる詩、「晩年は誰のものでもない」、自らの病について、など人間オダジマがあふれる作品

続きを読む

「紙屋悦子の青春」見ました。------------昭和20年、東京大空襲で両親を亡くし、兄夫婦と暮らす悦子（原田知世）は縁談を勧められる。相手は密かに想いを寄せる明石少尉（松岡俊介）の親友、永与少尉（永瀬正敏）。当日、緊張のあまりしどろもどろになりなが

続きを読む

「チャイナタウン」図書館で借りたDVDで見ました。------------R・タウンのオリジナル脚本（アカデミー受賞）をR・ポランスキーがノスタルジア・ムードいっぱいに描き出した傑作ハードボイルド・ミステリ。1937年のロスアンゼルス。私立探偵ジェイクはモーレ

続きを読む

「1950　鋼の第7中隊」見ました。------------1950年6月、北朝鮮人民軍が38度線を突破して韓国に侵攻し、朝鮮戦争が勃発。アメリカ軍を中心とする国連軍が韓国・仁川に上陸し、中朝国境付近に迫りつつある状況を懸念した毛沢東(タン・グオチャン)は、中国人民

続きを読む

「震度０」図書館で借りたDVDで見ました。------------1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生した。同じくして、某県警察署では警務課長である不破の失踪事件が起きた。上司で野心家の冬木は、県警最高幹部6人で捜索を協議する中、叩き上げの藤巻は、警務課

続きを読む

「沓掛時次郎 遊侠一匹」図書館で借りたDVDで見ました。------------大利根の流れに浮かぶ下総で、やくざ三人を斬った時次郎。・・・なんの渡世よ、なんの仁義よ。渡世に落ちて十年、仁義の酸いも甘いも身にしみる時次郎は人を斬っては後悔する。一宿一飯の義

続きを読む

「ザ・コントラクター」見ました。------------「スター・トレック」「ワンダーウーマン」シリーズのクリス・パインが主演を務めたアクション。任務で負傷し、特殊部隊から除隊となったジェームスは、家族を養うために新たな職を探し、退役軍人で構成された民

続きを読む

中津文彦「龍馬の明治」上下 光文社文庫------------坂本龍馬、暗殺者の凶刃を逃れる!九死に一生を得た龍馬は、廃幕による改革を目指し、陸奥宗光とともに精力的に動き始める。が、討幕の気運は諸藩に広がっていた。長州に続き、薩摩の西郷隆盛も武力討幕へ傾

続きを読む

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、三浦みどり訳「戦争は女の顔をしていない 」岩波現代文庫 読みました。------------ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は

続きを読む

小田嶋隆「ザ、コラム2006-2014」晶文社------------政治家たちの失言・スキャンダル、スポーツ・芸能界のゴシップ、メディアの機能不全まで、世の気になる出来事に対して常に辛辣で的確なツッコミを入れ続けるコラム界の至宝・小田嶋隆。多くの物書きからリ

続きを読む

夢枕獏「仰天・俳句噺」文藝春秋------------ガンの病床で作ったのも、俳句でした。俳句の話から、縄文、仏教、懐かしのプロレス話にあの人との逸話まで――縦横無尽に綴った仰天エッセイ!リンパがんのステージIIIと診断され、ほとんどの連載もお休みに。そん

続きを読む

池上彰、佐藤優「激動日本左翼史−学生運動と過激派1960-1972」講談社現代新書------------高揚する学生運動、泥沼化する内ゲバ、あさま山荘事件の衝撃。左翼の掲げた理想はなぜ「過激化」するのか?戦後左派の「失敗の本質」。「この時代は、左翼運動が最高潮

続きを読む

誉田哲也「ボーダレス」誉田哲也------------出会うはずのなかった四つの日常が、ある夏の日、突然踏み込んできた暴漢と、森の中を逃げ惑う姉妹によって、繋げられていく。それは最悪の事態を引き起こす引き金だった……。モザイク状に語られる、トリッキーな

続きを読む

「虹をつかむ男」図書館で借りたDVDで見ました。------------渥美清の急逝に伴いシリーズ終了となった「男はつらいよ」に代わって松竹の正月番組をつとめた人情喜劇。映画を愛してやまぬ映画館主をめぐる人間模様を、数々の名画の断片を交えて描いた。監督は

続きを読む

「ゲロッパ」図書館で借りたDVDで見ました。------------ソウル・ミュージックの帝王“ジェイムズ・ブラウン”誘拐計画や、生き別れた娘との再会など、収監を目前に控えたヤクザの組長をめぐって繰り広げられる騒動を描いた人情コメディ。監督は「ビッグ・シ

続きを読む

「四畳半タイムマシンブルース」見ました。------------大学生の「私」が暮らす、京都・左京区の古びた下宿「下鴨幽水荘」。ある夏の日、下鴨幽水荘で唯一のエアコンが使えなくなってしまう。悪友の小津が昨晩、エアコンを水没させてしまったのだ。「私」が映

続きを読む