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2015年08月08日07:31

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蝉の鳴き声

 雄蝉はあんなに派手に騒ぎ立てていますが、それはつまり雌蝉の耳が悪い、ということなのでしょうか。しかし、もし鳥の耳が良かったら恰好の獲物になっているのではないか、と思えます。
 ただ、毎年蝉が地面から出現しているところを見ると、雌の蝉のことはわかりませんが、すくなくとも鳥の耳はあまり良くないようです。

【ただいま読書中】『飛行機事故はなぜなくならないのか』青木謙知 著、 講談社ブルーバックス、2015年、900円(税別)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/406257909X/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=767&creative=3999&creativeASIN=406257909X&link_code=as3&tag=m0kada-22
 ジェット旅客機の全損事故発生確率は飛行100万回につき0.41件です。これはとても小さな確率に見えますが、ジャンボ宝くじの一等当選確率の4倍、と言われると私は我に返った気分となります。少なくとも宝くじを買ったことがある人間は、航空機事故についても現実的に考えた方が良さそうだ、と。
 ただ、「事故の原因」は多岐にわたります。機体の不具合だけでも、設計ミス・整備不良・偶発的な故障など様々です。人的要因でも、操縦ミス・判断ミス・連絡ミスなどこちらも様々。天候不良にも、落雷・突風(特にダウンバースト)など「どう対応すれば良いんだ?」と言いたくなるものが含まれています。
 さらにそれらの“奥”にはさらに「別の原因」が隠れていることが多くあります。たとえば原因が「操縦士の操縦ミス」だとしましょう。すると「操縦士が操縦をミスした原因」があるはずです。能力不足・訓練不足・睡眠不足・勘違い・乗務員の不仲などを私は思いつきます。
 本書には55の事例が紹介されます。新しい本なので昨年の「マレーシア航空機行方不明事件」も「事故」として取り上げられています。そういえばあのボーイング777、何が起きたんでしょうねえ。
 事故から教訓を得る一番の理由は「同じタイプの事故を再発させない」ことです。「誰かを“有罪”にして罰しておしまい」ではまた同じタイプの事故が再発します。もし人的ミスが原因なら、同じタイプの人が同じ状況でなら同じミスをするでしょう。だったら、人的ミスが原因なら、そこで行うべきはまず「ミスをしても事故につながらないようにする対策」でしょう。そのための一つの手段が、事故防止の機器開発。ところが機器は必ずいつか故障します。すると新しい機器の故障は新しいタイプの事故を誘発することになります。そして、新しいタイプの事故に直面したときにそれに上手く対処できる人がそこにいれば良いのですが、そうでないと事故は拡大することになります。さてさて、どうやったら航空機事故は根絶できるのでしょう? 


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