mixiユーザー(id:235184)

2015年04月25日06:32

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これからの日本経済

 経済成長ばかりを目指すのではなくて、経済成熟を目指す、というのは、ナシですか? 人だったら「成長」だけではなくて「成熟」も“良いこと”なのですが。

【ただいま読書中】『原子力・核・放射線事故の世界史』西尾漠 著、 七つ森書館、2015年、4000円(税別)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4822815242/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=767&creative=3999&creativeASIN=4822815242&link_code=as3&tag=m0kada-22
 よくもまあ集めたものです。1945年6月6日ロスアラモスでの臨界事故(3人が最大0.6シーベルトの被曝)から始まって、2014年9月ノースアナ原発(米ヴァージニア州)での燃料棒破損事故まで、世界各国での「事故」をどっさり300ページ近く収集しています。
 忘れてはならないのは、これらはすべて「公開されたもの」であること。当然のことですが、隠蔽に成功したものは本書には載せられていません。鹿児島の鬼界島の南150kmで水爆1発を装着した飛行機を空母タイコンデロガが海に落っことしてしまった事故では、水爆は回収されなかったのですが、81年に発表されたときには「太平洋の海上(陸地から800km)」とあるだけで、正確な場所が明らかになった(隠蔽がばれた)のは89年になってから。日本のもっとそばでもっとすごい事故があったのを隠蔽しているのではないか、なんてことも想像してしまいます。
 「人はミスをするものである」ということばがありますが、本当に人は様々なミスをするものです。これは原子力分野に限定したものではありませんが、あまりに重大なミスをされたら原発の場合損害が大きすぎるのが問題です。大問題です。
 さらに問題なのは「隠蔽」。「ミスをするもの」であっても人はそこから学んで「同じミスを繰り返さない」こともできます。しかしミスを隠蔽されたら学ぶチャンスがなくなってしまう(同じミスが繰り返される可能性がしっかり残る)んですよね。


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