mixiユーザー(id:235184)

2015年03月21日07:21

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残業代ゼロ

 政府はいろいろな「理由」を述べていますが、本音は人件費の節約(=企業の利益の増進)です。そのためにサービス残業を公認しようとしているわけ。
 一つの問題は「過労死裁判」で「残業時間」が使いにくくなりそうなこと。今はタイムカードや残業費から裁判所での「残業の認定」が(サービス残業や持ち帰り残業以外は)わりと容易ですが、こんどから会社は「時間管理」をしなくてよいから“証拠”は自分できちんと残さないといけなくなりそうです。しかし、まさか過労死まで「公認」しようというわけじゃないですよね?(政府は当然「そんなことはない」といろいろ細かいことを言いそうですが、企業(特にブラック寄り)は別の意見を持っているはず)

【ただいま読書中】『ざっくりPDCA ──新米リーダーを らしく 見せる24のコツ』株式会社インスティテュート 著、 秀和システム、2015年、1400円(税別)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4798042706/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=767&creative=3999&creativeASIN=4798042706&link_code=as3&tag=m0kada-22
 企業で「リーダー」になるために、まずカタチから入ろう、そのための絶好の「カタチ」としてPDCAがある、という本当に「ざっくりとした」本です。
  PDCAは「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(検証)」「Action(改善)」です。そして「A」まで行ったらまた「P」に戻ります。QCをすでに知っている人はPDCAについてはすでに知っていますが、PDCAを知らない人は「ざっくりPDCA」といくら簡明に言われても「それは何だ?」と警戒心を抱くだけでしょう。ところが本書はそういったことにはお構いなし。入社4年目の営業マン神崎が突然チームリーダーに任命される(しかもそれまでのカリスマリーダー加藤がそのチームのメンバー)というびっくりのシチュエーションでお話が始まります。当然神崎クンは右往左往。それを“優しい”先輩方が「PDCA」で鍛え上げてくれるのです。
 まず神崎クンは、「リーダーシップ」とは「性質」で「リーダー」とは「役割」だ、と断言されます。つまり、極論を言えば、リーダーシップが欠如した人間でも、ある範囲内ならリーダーが務まる、と。その「範囲内」に「PDCAサイクルを回すこと」が入っています。
 リーダーのタイプは「指示型」「コーチ型」「カウンセラー型」「委任型」にざっくり大別できます。ではプランを立てましょう。でもその前に「チームの目的」をメンバーで共有する必要があります。それができて初めて目標(目的を達成するために必要な要件を具現化したもの)が立てられます。そしてそれができて初めてプラン(目標を達成するためにいつどうやって行動するか)が作れるわけです。ところが「始めに目標ありき」の企業がやたらと多いのは困ったものだそうです。
 次は「Do」。ここでリーダーの役割は、率先垂範もありますが、重要なのはメンバーが動きやすい状況を作ることです。
 「Check」ではついつい「結果」に目が向いてしまいますが、リーダーは「経過」も見る必要があります。それも「もっとよくできる方法」を探すのです(その逆、「なんでできないんだ」と部下を叱責する上役のなんと多いことか)。
 そして「改善」。うまくいっているときほど改善の努力が必要だそうです。人はすぐ結果に安住してしまうものですから。
 PDCAは完璧にやる必要はありません。なんども「サイクル」を回せば良いのです。
 ビジネスだけではなくて、人生での様々なこともこのPDCAサイクルで語ることができそうです。……ということは、たとえば恋愛もPDCAでサイクルを回したら、上手になる?


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