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2015年02月05日06:15

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チャ道

 マグカップに抹茶の粉を入れて熱湯を薬缶から注いでスプーンで混ぜても、食品成分的には茶道と同じものが体内に入ることになります。精神的にはずいぶん違った効果が出そうですが。

【ただいま読書中】『剣客商売・辻斬り』池波正太郎 著、 新潮社、1973年(80年14刷)、850円
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101157324/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=767&creative=3999&creativeASIN=4101157324&link_code=as3&tag=m0kada-22
目次:「鬼熊酒屋」「辻斬り」「老虎」「悪い虫」「三冬の乳房」「妖怪・小雨坊」「不二楼・蘭の間」
 「剣客商売」シリーズ第二巻です。
 小兵衛は相変わらず飄々と生きています。ただ、退屈なのでしょうね、他人の人生にひょいと首を突っ込む癖はすこしずつ悪化しているようです。その結果、こんな会話まで登場します。「人も殺したろうな」「ああ、殺った……」「二人か、三人か……」「さてね……五人ばかり」「わしが考えていたのより、多かったな」 淡々と二人は会話をしているのですが、ちょっとすごくないです?(「鬼熊酒屋」)
 次はもっとすごい。悪行をする幕府の目付を小兵衛はわざわざ挑発して、自分を襲わせようとするのです。口では正義の行為のようなことを言っていますが、自分の腕に絶対の自信がある者の退屈しのぎです。
 しかし、第一巻「剣の誓約」で恨みを持った者の放火で小兵衛の家は焼けてしまいます。困ったものですが、小兵衛は騒ぎません。転がり込んだ不二楼で、なにやら他人に対するいたずら癖がついてしまっています。しかし本書に登場する鴨、本当に美味そうだなあ。こちらには味そのものは伝わりませんが、それを本当に美味しそうに食べる人の姿からそれが伝わってきます。


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