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2014年12月17日06:55

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一を聞いて十を知る

 ほんの少しの事実から実に多くのことがわかります。ただし、すべてのことがわかるわけではありません。
 たとえば虫の糞を分析したら、その虫について驚くほど多くのことがわかります。だけど、たとえばその虫がどんな色をしているかとかどんな声で鳴くかはわからないでしょう。
 たとえばブログの書き込みからも著者の多くのことがわかります。だけど、その人のすべてが書き込みだけから判断できる、と思うのは、誇大妄想でしかないでしょう。

【ただいま読書中】『むしのうんこ』伊丹市昆虫館 編、角正美雪 こうせい・ぶん、柏書房、2005年、1400円(税別)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4760126775/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=767&creative=3999&creativeASIN=4760126775&link_code=as3&tag=m0kada-22
 「むしのうんこ」の絵本です。様々な虫の様々な排泄物がぎっしりとつまっています。
 ナミアゲハの幼虫のうんこは直径3.5mmくらい。それを潰してバラバラにしてみると、200個の小さな葉っぱのかけらからできていました。
 オオゴマダラの幼虫は、体重が2.5gくらいですが、一日に一個0.025gのうんこを117個、つまりトータルで2.925gのうんこをしていました。自分の体重以上です。
 カブトムシが幼虫の時にするうんこを数えた人がいますが、9241個だったそうです。はい、ちゃんと「絵」で表現されています。数えて確認しようとは思いませんが。
 虫のうんこを飲むところがあります。中国では蛾の幼虫のうんこを「お茶」として飲む地方があるし、蚕のウンコは漢方薬として使われるそうです。何に効くんだろう?
 虫のうんこで布を染めるうんこ染めもできるそうです。植物を食べるむしのうんこの“原料”は葉っぱですから、ちょっとひねった草木染めというわけです。う〜む、とても魅力的かといえば……


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