大下英治「週刊文春トップ屋魂「文春砲」の創成期を走り抜けた男の半生記」清談社
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「首輪のない猟犬」が追いつめた昭和・平成の怪物たち
わたしは、よく聞かれる。「なぜ、そんなに取材し、書きつづけるのか。特に何が楽しいのか」
わたしは答える。「取材相手にわたしが抱いている先入観が、相手にぶつかることによって、粉々に砕ける瞬間がある。
昨日までのわたしの思いが、その瞬間に新しく生まれ変わる。その瞬間がたまらなくセクシーなのだ」
どんなに苦しくても、人間を、社会の現実を描き迫ることほど生きている実感を感じることはないよ。
その充実は、金銭には換えがたい。
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大下英治さんの自伝です。これは面白かったです。
前半は大下さんがトップ屋になるまでを描いていますが、後半は取材の裏側を細かく語っています。
三越の女帝・竹久みちと岡田社長、小佐野賢治、梶山季之、美空ひばりと山口組三代目、稲川会会長、小佐野賢治などなど。
特に石原慎太郎が著者と二人だけの時に怒りつつ語った昭和天皇の戦争責任については意外でした。
俺が死ぬまでは書くなと言われたそうです。
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