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2025年09月10日11:49

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沢木耕太郎ノンフィクションVII 1960

「沢木耕太郎ノンフィクションVII 1960」

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安保にゆれる「政治の季節」を生きた右翼少年と老政治家、そして三人の「敗者」たち。
「テロルの決算」と未刊行長篇「危機の宰相」の二篇。
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沢木耕太郎ノンフィクション7巻。
「テロルの決算」は沢木さんの初長篇で社会党委員長浅沼稲次郎を刺殺した山口二矢の話。
親として子供が人を殺して自死するという話を読むのはつらいです。
ですが沢木さんの筆の冴えで読まされてしまいました。
信じられないような偶然の連鎖で刺殺が成功してしまう流れには驚きました。
浅沼の数奇な人生も描かれて読み応えありました。
「危機の宰相」は雑誌に発表されたまま書籍化されずにいた長編で、本書に加筆訂正の上初収録されました。
「危機の宰相」は池田隼人首相の所得倍増政策を描いてています。
中心になるのは池田首相と彼のブレーンだった下村治と田村敏雄です。
池田・下村・田村は全員が大蔵官僚の出身。
順風満帆な出世コースとは逆の「敗者」の3人が、高度成長路線の理論を構築していきます。
当初「1960」3部作が計画されていたそうですが、全共闘を描いた3作目は「未完の6月」となりました。
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