まずスピーカーだが、ソナスファベールは長年の憧れであり、自作では絶対できない木工技術という観点から、ミニマヴィンテージという小型スピーカーに白羽の矢を立てた。
というか、2月から3月で、バーっとヤフオク見てる中で、気になって、出すと思える額で落とせたものということ。偶然性が大きい。
結論的には、これは確かに名機だという質感は感じたが、私と環境とは合わずで、今はもうない。
ソナスも、現代の艶やかな仕上げのやつは全然違うと思うが、箱鳴りやバスレフポートで中低域の響きを演出してくる感じが、クラシックのホール的で絶賛する人と、洞窟のようにくぐもって感じる人や状況とがありそうだ。
これの測定は、実に勉強になった。
最初、音量を自由に出しやすそうという観点から、6畳の独立部屋にも持ち込んだが、縦置きと横置きで低音の出方が真逆ぐらいに変わる。
で、食卓と洋室の繋がったふた部屋の境目に設置すると、これまた激変で、だいぶ特性は素直になったので、こちらでいくことにした。中低域以上と、左右差の測定値については、広い部屋フリースタンディングに近づく方が有利のようだ。
京都人さんのところで、スピーカーの背面に広大な空間があって、そこに音像が林立するマジックは、本来それ向けのスワンというスピーカーも使いながら、いままでできなかった。
ふた部屋の境目に小型スピーカーを置くと、ちょっとその憧れは満たせた。
こちらでの設置でも、センターのリスニングポジションでは60ヘルツ以下がガクンと落ち込むのに、50センチほど離れただけの食卓の椅子では、60ヘルツが問題なぐらいピークで飛び出す。
定在波の影響の凄さを学んだ。
その後、ボレロヌーボという、そのときは知らなかったが、かつて京都人さんが使ってたという個体を知人が貸してくれた。
これは、ミニマと逆で、ニーズに合って一気によくなった。スピーカーオーディオをするやめるレベルの差だ。
全く、試してみないとわからない。
まず、ウーファーの振動板が、史上最高ぐらいに軽い。
そうすると、小音量に強く、スピーカーが消えて空間に音像が浮かび上がる感じが出やすい。
まさに、京都人サウンドに近づける。
その代わり低音がすごく出にくいというのが特徴だが、食卓での測定では、ミニマだと、60、80、160ヘルツにピークが出るが、それが減るメリットもある。
ただ、センターでは、100ヘルツ以下がぐんと落ちて、これは問題。
今は、プリアンプのコンペンセータというので持ち上げると、センターの80ヘルツと100ヘルツは大丈夫になる。
箱も一回り大きくなり、スケールの縮小感もだいぶ自然になった。
ヘタに低音が箱で出ていると、箱のサイズを意識するので、かえってスケールが小さくきこえる。
ボレロヌーボは、欠陥ぐらいに低音補強がないが、その分、部屋を刺激しにくいし、箱が消えてスッキリきこえるよさがある。
音量出せる環境なら、すぐさまサブウーファーなりいろいろ対策考えねばならないレベルではある。小型スピーカーは、良さもあるが妥協もある。
とはいえ、長年、大スピーカーでないとオーディオにあらずみたいな、かつての寺島さんや宇野功芳さんのような考えが、大きく変わったのは事実。
もしオーディオルームで一部屋自由にしていいと言われたら、そこまで巨大なものでなく、スピーカー後方にグンと空間を置くだろう。
また、振動板は軽いものがよさそうだ。
空間の中央にポッカリ浮かびあがった歌手の声や、奥で響くティンパニなど、とても気持ちがいい。
また、知り合いが、置き場所に困ったオーディオパネルを売ってくれたため、幾つか設置。
主に前方がホールっぽいルックスになったのにとても満足。
これは測定値はあまり関係なさそうだったが、食卓で160ヘルツがピョンと飛び出るのが、センターで聴く時にはないということは、センター位置後ろから始まる壁の影響ではと思い、対向面のパネル設置実験したが、ビフォーアフターのビフォー画像をおろそかにしたので、いま断言できないが、とりあえずいまはそちらもまずまずよい感じ。
ボレロヌーボ以外にもスピーカー聴いてみたいが、低音で一般的と思われるミニマよりたまたまいい感じの測定値なので、オークション落札を踏みとどまってる状況。
スタンドは、ターゲットオーディオのしっかりしたものの上にウェルフロートで、個人的に小型スピーカーでは無敵ではと思う。微振動がスタンドと遮断されるのだ。このへんも、いままでのキャリアが生きた。
憧れブランド使って、キラキラインスタっぽく、一見いうことなさそうだが、現実は、スピーカーオーディオには根本的な問題があるのだ、、、 そう、集合住宅の隣人問題、小音量問題である。
ログインしてコメントを確認・投稿する