私は、中学生のときにクラシック音楽やオーディオシステム、CDと出会い、時代的にすごい盛り上がってキラキラしてたのと、自分自身のアイデンティティ不安が10代後半に激しかったので、たぶん、自分自身のアイデンティティやキャラクターを構築するように、一生懸命オーディオシステムを組むことになった。
飢餓感が強かった。
b swanと名乗っているのも、若い頃グレていたから、不良っぽい長岡鉄男さんの自作スピーカー記事に憧れたりして、代表作スワンというスピーカーを手に入れたから。
頭のbは何かというと、blackのb。
塗装に手を出したのが大失敗で、アイデンティティ大混乱時期でもあったが、最後はブチルテープで中途半端にローズウッド突き板を貼ろうとして、当然ダメで中途半端に剥がし、無残なルックスに至った。
救ってくれたのがプロの家具塗装会社。
ピアノブラック調の鏡面仕上げで驚愕の美しさに。
このスピーカーは、今でもリアスピーカーとして持っている。
そこから、ネッシーという超高身長の共鳴管スピーカーを、高級木材を材木屋さんにカットしてもらい、今度はあらかじめプロ塗装済みで、オークションで自作スピーカー出品してる工作趣味の人に組み立てていただき、こちらをメインに据えた。
当時、長岡鉄男さんは亡くなったが、愛用されたフォステクス社の限定販売フルレンジというのが、伝説的に人気を誇っており、それの10センチ、20センチが有名だったが、これからは13センチです、とか、純マグネシウム振動板が理想です!というのを信じて、発売を待って取りつけて、低音のためにサブウーファー入れたり、いま思えばバランスよく鳴ってないのだが、がんばってた時期があった。
この頃は、研究と称して大学院でふらふら迷走しつつバイト生活だったし、人柄としてもバランスを欠いてたと思う。
すごく変わったのは、オーディオ店がアキュフェーズの測定器付イコライザーを貸してくれたり、知人が置いていってくれるようなかたちで、測定器を知り、手に入れた。
測定すると、自作の調整では、あまりにも異常な特性の部分が多々あったし、昔はもっとめちゃくちゃな時代もあっただろうと、容易に推察された。
もう一点、チャンデバを手に入れた。
ユニットは、最後に残したのはスキャンスピーク、accuton、RAALのリボン型だが、名だたるものを次々に入れた。
スピーカーキャビネットは、スワンとネッシーと、ムダにすごい形状や重量やで、素材の価値はすごいが人によっては粗大廃棄物にしか見えないので、処分よりは自分が使った方がいいというので、どうにも動きが取れない。
その制限のストレスもあってか、とにかくスピーカーユニット実験に凝った。
帯域は、チャンデバとコンデンサーやコイルも使って、かなり自由に操る。
自分自身、仕事で世に出る中で、人柄としてはずいぶんバランスよくなり、音の方も、他人に聴かせても「いい音」と言ってもらえそうなまでになった。
そこで今回の仕事と住居のチェンジである。
これだけ凝ってたスピーカーオーディオは、一切できない可能性もある。
一方で、今までのスピーカーオーディオは、成り立ちから異常すぎるので、普通にオーディオ誌で高評価のスピーカー完成品を中心にシステムを組んでみたい気もずっとあった。
マニアは、複数機器持って余らせてるものなので、そいつらを送りつつ、新しいものも物色。
さあどうなる??
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