劇場の経営難で仕事にあぶれた女性ステージダンサーが生活の糧を得るために最近よく接触してくる銀行家と結婚しようと目論むのだが、スポーツとして恋愛を楽しもうとする銀行家に結婚の意志は無い。ステージダンサーは何とかして結婚しようと駆引きすることに決め、手はじめに売れない画家と婚約したことにして銀行家に嫉妬させようとするのだが…。
市川崑が描く都会派ラブコメディ。畳み掛けるテンポとのべつ幕なしに喋り続ける森雅之が楽しい。重厚な演技で巨匠監督の作品に多く出ている森雅之もこういう軽快な演技だと印象が違ってまた良し。
売れない画家とのすったもんだのところまでは楽しく見れるのだが、やがて画家が深刻に考え始めるあたりから退屈してくる。
最後に出てくる煙草を咥えながら釣りをする東野英治郎は市川監督のことなのだろうか。
ログインしてコメントを確認・投稿する