mixiユーザー(id:2391655)

2015年03月24日15:42

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ありのままで 〜4〜 執念

息詰まるような投手戦だった。といっても、仕事の合間の1時間の休憩時間にマンガ喫茶で見ただけだが・・・・・


0−0のまま試合は進んでいた。ボクが見たのは7回裏から、浦学は何度も先頭打者を出してチャンスを作ったが、平安の高橋投手の気持ちのこもった投球に得点を奪えなかった。

平安は浦学の江口投手にまったく手が出なかった。

そして延長11回、浦学は執念で得点を奪う。四球ででたランナーを送り2死2塁で打者は荒木君、エンドランをかけて1度はファウルとなったがもう一度エンドランのサインが出た。サウスポー高橋君の内角膝元に食い込んでくるストレートを狙った作戦はランナーのスタートに合わせてベースカバーに入ろうとする3塁手の右側を打球が抜け、スタートを切っていたランナーは悠々とホームイン。そして、返球をあせった左翼手がボールを少しそらす間に荒木君は2塁を陥れた。結局これが大きかった。

高橋君は気落ちしたのか次の西野君は初球を1塁線を破られる。さらに1点追加。2−0となった。

その裏、平安は先頭打者が四球で歩いたが強行策に出るしかなく併殺、万事休した。


手に汗握る投手戦、ともにコントロールが良く配球も非常に興味深い。終盤では毎回のように先頭打者を出しながら、浦学の主軸をフライに打ち取り、また送りバントを併殺にしとめた高橋投手のフィールディング。左対左でも外に流れるクロスファイヤーだけではなく、内角をズバッと攻める江口投手の投球に思わずうなった。

極めてレベルの高い投手戦だったことは延長11回をともに投げ切りながら江口投手が127球、高橋投手が147球であったことからもわかる。

がっぷり四つという言葉がふさわしい試合だったが、試合を分けたのはほんの少しの執念の差だったかもしれない。



2015年3月23日 第87回選抜高校野球大会 第3日第3試合1回戦(於 阪神甲子園球場)

浦和学院
000 000 000 02 = 2
000 000 000 00 = 0
龍谷大平安

2 0

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