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2018年04月30日15:23

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けんといぬ

 私は「秋田犬」は「あきたけん」、「紀州犬」は「きしゅうけん」と子供時代に読んでいました。だから今でもそう読むのですが、この前テレビで「秋田犬」を「あきたいぬ」と発音しているのを聞いて「あれれ?」となってしまいました。「犬」はやっぱり「いぬ」で「けん」ではないの? では「日本犬」は「にほんいぬ」で「にほんけん」ではない?

【ただいま読書中】『日本犬・血統を守るたたかい』吉田悦子 著、 新人物往来社、1997年、2800円(税別)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4094183914/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4094183914&linkCode=as2&tag=m0kada-22&linkId=7fea61103a64e0ebb283156b64759fb8
 秋田犬で一番有名なのはおそらく「忠犬ハチ公」でしょう。秋田犬は第二次世界大戦で絶滅しそうになりましたが、愛犬家が自分の食糧も削って犬に食べさせ、血統の乱れも少しずつ正していって現在の秋田犬があります。
 柴犬も戦争で絶滅の危機を迎えていました。しかし戦後に柴犬ブームがあり、異常にその数が増えます。当然血統的に怪しいものがぞろぞろと。そこできちんと血統を保存しようとする人たちがいました。
 しかし「純粋な○○犬」の客観的な保証はあるのでしょうか。本書には血液サンプルによる血清タンパク質の分析結果によって様々な「○○犬」に明らかに違いがあることが示されます。そうか、本書の時代にはまだ「DNA解析」は一般的ではなかったんですね。
 甲斐犬、川上犬、北海道犬、紀州犬、四国犬などが登場しますが、それぞれの体格や姿が違うだけではなくて、気質性格が明らかに違うことが印象的です。さらにどの犬種にも「犬キチ」「犬バカ」と呼ばれる人たちが関わっています。そこまで人を夢中にさせる犬の魅力って、何なのでしょうねえ。


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