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2015年11月06日07:07

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説明は自分一人の専用に

 ある公共施設にあるセルフの機械が導入されました。私はあまり使うことはなさそうなのですが「ふーん」と思いながら大きく掲示された使い方の説明を読んでいると、「これはどうやって使うんだ?」と大きな声で係員を呼んだ男性がいます。別にそんな大声を出さなくても数m向こうにいるのですが。で、係員が「これをこうして、あれをこうして、何をどうして下さい」と説明書の通りに説明しています。「なるほど」とつぶやいたのは、私だけ。係員を呼んだ男性は、再度の説明を求めます。「これをこうして、あれをこうして、何をどうして下さい」がもう一回。「なるほど」と私はもう一回つぶやきます。で、その男性がなんとか操作を完了すると、さっきからその男性の後ろに並んでいた別の男性が「これはどうやって使うんだ?」。さっきから2回聞いていたでしょ? 自分「専用」に説明してもらわないと、納得できない人がいるのかな?

【ただいま読書中】『桃尻語訳枕草子(下)』橋本治 著、 河出書房新社(河出文庫)、1998年(2014年11刷)、850円(税別)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4309405339/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4309405339&linkCode=as2&tag=m0kada-22
 第百八十七段からラストまで、+別のバージョンの枕草子からの翻訳も含まれています。
 本書に登場する「日常生活」は、要するに宮中の日常です。だから本書だけ読んで「平安時代がわかった」とはならないのですが、それでも、たとえ一部だけでも昔のことが“リアル”にわかるのはありがたいことです。特に本書の場合、解説が懇切丁寧で実にありがたい。私は橋本さんの本はあまり読んではいないのですが、少し腰を入れて読んでみるべきなのかもしれません。


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