成れの果て

地方に暮らす姉が都会に暮らす妹に電話で今度結婚する、と報告する。相手の名前を聞いて愕然とした妹は屈強な男友達を連れて帰省する。姉の結婚の相手はかつて自分をレイプした男で、そんな男が幸せになろうとしている事とそんな男と結婚しようとしている姉と向き合おうとするのだが言葉が先に出て冷静になれない。やがて地元の幼馴染や下衆な会社同僚などを巻き込んで過去の傷を掘り起こし始める。
ああ、こんなに重たい話だったのか。まともな人間が一人も出てこない。性悪女だと思えた妹が一番まともで、あとは皆クズ人間ばかり。小説家志望の女はクズじゃないかもしれないけど頭悪過ぎ。人間ってバカだ。
元は舞台劇だったそうで、家屋の中で展開されるストーリーは確かに演劇のよう。元になった演劇も重そうだ。