mixiユーザー(id:2615005)

2016年09月29日20:53

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スイパラ裏山/DIVAで苦戦する/『シマックの世界1』

スイパラコラボで盛り上がってますねえ。うう、うらやましい。混ざりたい。
何人ものマイミクさんが集結しているみたいだ。最も多いのは会長さんラインのグループだが、個別に知り合った人たちも申し合わせたようにスイパラの報告を上げている。店に居合わせた知らない人が、私を通してつながっていたかもしれません。そう考えると愉快ですな。

相棒が帰ったので、腰を落ち着けてDIVA ACに取り組んだ。「LOL」ハードでエクセ取ったのはいいが、ノーマルパフェに三回失敗した。練習では四回成功したのに。失敗はすべてセーフ一個。何かの呪いだろうか。二回失敗したら日を変えたほうがいいかな。

・大きな前庭(60)作:クリフォード・ドナルド・シマック
『シマックの世界』という50年代に書かれた短編集を二分割した本で、六篇を収録している。
「名誉ある敗北」90年代のソウヤー作品と似たテーマだ。殺し合いは野蛮で幼稚だ。この事実を半世紀前に指摘したシマックは鋭い先見性の持ち主といえる。

表題作は、田舎で修理屋兼骨董商を営む男の周囲で珍事が起こる。白黒テレビがカラーになったのは序の口で、前庭が異世界につながってしまう。素朴な田舎とSF的アイデアのミスマッチが楽しい。典型的なシマック作品だ。
「へっぴり作戦」本作も似た雰囲気だ。不思議なスカンクが可愛い。作者は公的権力(政府や軍隊)がよほど嫌いだったんだな。ある意味きわめてアメリカ的な作家である。
「ジャック・ポット」宇宙を舞台に金目の物を漁る山師集団という設定が、いかにも50年代のSFだ。ある星で発見したお宝を巡って、義兄弟のように仲良かったメンバーの間に亀裂が走る。SFガジェットの出し方やキャラの立たせ方が実に達者だ。主人公の選択に感心した。

「ルル」ロボット宇宙船が三人の乗員に恋してしまい、地球への帰還を拒む。「このまま駆け落ちしましょう」と言われた三人が取った行動とは。奇想天外な展開に唖然とする。無用の長物と思われたものが、混乱に終止符を打つ。ユーモア山盛りの傑作、本書の白眉だ。
「隣人」田舎者の一人称で語られる、風変わりな隣人の話だ。オチがつかないオチが最高。

外れが一作もない。シマックの作風が好きなので、宝箱のような一冊だった。★★★★★
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