mixiユーザー(id:235184)

2015年04月20日06:31

305 view

本の大賞

 本屋大賞があるのですから、図書館員がお勧めしたい本の大賞「図書館員大賞」あるいは「司書大賞」なんてものもあって良いのではありませんか? 部門賞として「公立図書館」「大学図書館」なんてものも作れそうです。

【ただいま読書中】『剣客商売全集第六巻』池波正太郎 著、 小学館、1992年(98年3刷)

 『剣客商売』第11巻「勝負」と第12巻「十番斬り」の合本です。
 大治郎と三冬夫妻に赤ちゃんが誕生します。秋山小兵衛はついにお祖父ちゃんになりました。もう孫かわいさにでれでれです。しかし、「過去」が小兵衛に、そしてまた別の「過去」が三冬を訪れ、ふたりをそれぞれ深く悲しませることになります。
 ここで小兵衛が女房どのを妊娠させることができたら、同年代の孫と子ができて話がややこしくなるのですが、残念ながら(?)小兵衛の性欲は減退してしまったようです。小兵衛と同年代の剣客も次々病死するようになり、少しずつ小兵衛の住む世界は寂しさを増してきています。まるでこのシリーズの結末を暗示するかのように。


1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年04月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930