寒い朝

　自動車の窓が薄く凍っていました。おそらく夜露が降りてそのまま凍りついたのでしょう。なぜかスクレーパーが車内に見当たらないので、車内に転がっていた柔らかめのＣＤケースで代用したら、これがけっこう使いやすい。窓ガラスに傷もつきませんでした。しかし、お向かいの車の窓は全然凍っていません。環境条件の何が違うんでしょうねえ。

【ただいま読書中】『小さい星みつけた　──窓霜のきせき』みなみけんじ　写真、みなみしょうこ　文、ほおずき書房、2014年、1500円（税別）
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4434199013/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=767&creative=3999&creativeASIN=4434199013&link_code=as3&tag=m0kada-22
　冬には雪が３ｍも積もるような場所の家。その窓に早朝はった霜を何年もかけて写真に撮ってまとめた本です。
　様々な模様が描かれ、見ていて退屈しません。なんとなくロールシャッハを思わせる模様もあります。
　「窓の霜」の向こう側には「厳しい冬」がでんと座っています。「窓の霜」のこちら側には、温かい人の生活があります。なぜ温かいと決めつけることができるか、と言えば、冷たい生活をしていたらわざわざ窓の霜を見つめたりはしないでしょうから。
　さて、今夜も寒くなりそうです。だけど、カーテンをめくって、ちょっと窓を見てみませんか？