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2014年12月06日07:16

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タケコプターの謎

 昔からタケコプターが不思議で仕方なかったのですが、やっと原理がわかりました。あれは「個人用ヘリコプター」ではなくて「個人用反重力発生装置」だったのです。プロペラはただのかざり。だからタケコプターが動作してもすごい風は発生しないし反トルクで体がねじれないし、あんな小さなプロペラでも空を飛べるわけです。
 熱心なファンはもうこの辺は考察済みでしょうが、私にとって価値があるのは、これを私が独力で考察できた、ということです。
 それにしても、ドラえもんの世界のハイテクは、本当にすごいですねえ。

【ただいま読書中】『秘剣雪割り』佐伯泰英 著、 祥伝社文庫、2002年(09年27刷)、590円(税別)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4396330618/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=767&creative=3999&creativeASIN=4396330618&link_code=as3&tag=m0kada-22
 摂津三田藩の下屋敷で中間の子として育った一松は、父を喧嘩で殺され自身は江戸払いとなります。六尺豊かな体格を活かした追いはぎで金を稼ぎながら流浪していた一松が出会ったのが、薩摩示現流の名手・喜平太。死病で余命わずかと自覚した喜平太は、己のすべてを一松に伝えます。あまりに激しい稽古に、箱根山に天狗が出るという噂が広まったくらいでした。大安寺一松弾正と名を変えた一松は、江戸に戻り、道場破りを“職業”にします。
 三田藩、一松を江戸払いにするために働いた岡っ引きたち、薩摩示現流を“悪用”されたことに怒る薩摩屋敷の藩士たち……一松はつぎつぎ刺客に襲われます。それを超人的な跳躍力と剣技で倒していく一松ですが、ついに肩を負傷し、薩摩の剣客たちに追い詰められてしまいます。そして最後の果たし合いの場。一松は一人。対する薩摩勢は23名の手練れたち。さて、その結末は……
 孤高の剣士と言えば、青春時代に読んだ眠狂四郎が私の場合には“基準”となっているのですが、本書の一松は、無学な体育会系で武装は大量の筋肉と大刀と脇差しと木剣の三つ揃いで巨根で……なんとも型破りな剣士です……というか、中間の子ですからそもそも武士ではありませんでした。立ち回りのシーンも、超人的な跳躍力を活かした示現流って……映画だったらCGかワイヤーアクションを使いたくなるシーンが“見え”てきます。もっともその直後には叩きつぶされた頭蓋骨のシーンになってしまうのですから、映画にはしづらいのですが。ともあれ、読書中に数分間すかっとすることができる本でした。


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