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日記一覧

わたしは論文の締め切りに追われていた。弱いわりに大好きなお酒を断ち。新幹線の中でも書き込むのであった。毎週楽しみにしている、吉岡短大での授業の準備も中途半端だ。ここは短大の授業の方を優先しよう。また、秋葉さんに怒られてしまう。配布する資料を

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今日も短大で授業を始めると。大人の女性の秋葉が最前列で授業を受けていた。わたしが黒板に書くと秋葉もノートに写す。気持ちよく授業を進めると、雨の音が聞こえてくる。あいや、傘を忘れた。わたしは頭をボリボリとかいていると。「先生さん、授業に集中し

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わたしは週一でとある地方の吉岡短大に講師として教鞭をとっていた。結局、短大の隣の神社に泊まることにした。そこはあやかしが出る不思議な神社であった。そして、孫娘の水仙さん。彼女は可憐な大人の女性である。わたしが神社前に着くと、幼女の秋葉が近寄

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わたしは新幹線の中でお弁当を食べていた。独り暮らしは長いが自炊などせずにいたため、手作りのお弁当は心に染み渡った。あの神社を宿に使うか提案されていたのだ。ここはお言葉に甘えて宿にするか……。わたしがそんな事を考えながら車窓を眺めていると。都

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あー頭がガンガンする。わたしは昨夜、飲み過ぎて、二日酔いであった。仕方がないが、東京に帰らねば。宿を出て駅に向かうと。駅前に昨夜、神社前で水をくれた女性が立っていた。はて、飲み過ぎたのか名前がわからない。「失礼ですが、名前はなんでしたか?」

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タイトル未定、メモ 3
2023年01月26日10:31

わたしは短大近くの宿に戻りラジオを付けて、上機嫌でビールを飲んでいた。いつもは国の機関で国語教育について研究している。そこで、久しぶり入った講師の仕事だ。あやかしにも会えたし。これからが楽しみだ。それからビールをもう一缶開けると。ぐびぐびと

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タイトル未定、メモ 2
2023年01月25日11:01

「えーわたしの名前は『秋葉』です。この神社で守り神……ではなくてお掃除の仕事をしています」「秘密のお仕事なのか?」「はいです」うむ、実に素直な女性だ、イヤ、他の代名詞があるのか。本体は幼女かもしれない。それとも狐か?わたしが秋葉を観察してそ

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タイトル未定、メモ 1
2023年01月24日14:44

まいったな、路地裏に迷い込んでしまった。コンコン……。狐?わたしはその呼び声に付いて行くことにした。コンコン。路地裏を左に右に歩くと。大きな神社の前に出た。助かった、ようやく大通りに出た。この上時神社の隣が吉岡短大で今日からここで教鞭をとる

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「約束通り、デスのクリスタルは壊させてもらう」「けっ、妹が居ないと何もできないシスコンが」「なんとでも言え」わたしは道場からロビーを抜けるとデスのクリスタルの間に行く。誰かの絶望で目覚めるデスなど要らない。わたしはデスのクリスタルを小太刀で

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道場に行くと美々は真剣を取り出す。ここでの戦いが木刀でのものであったはずが、そんなルールは無視での戦いとなった。わたしも、来る日の為に用意しておいた小太刀を使う事にした。重い……。これが真剣の重さか。わたしの小太刀二刀流に対して美々は普通の

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その後、自宅に帰ると妹がうなされていた。風邪の様な症状だが何かが違う。それは呪いに近い。美々は妹の腕をへし折るとか言っていたが現実になっていた。『魔女め、魔女め、魔女め……』わたしが美々に対して憎しみの言葉を連呼すると。妹の杏が目を覚ます。

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わたしは自室に籠り、趣味の油絵を描く。美々の油絵は止まったままだ。結局、描くのは妹の杏である。白い肌、か弱い体の線に、伸びた髪。決して綺麗な訳ではない。でも、わたしにとって妹はかけがえのない存在であった。それに比べて美々である。思い出しただ

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自宅に帰ると静まり返っていた。双子の妹の杏が居るはずである。♪この音は……防音室の中から人の気配がする。妹は今日も籠っていたのか?防音室の扉を開けると。ピアノの音が聴こえてくる。♪妹の杏はやせ細り、今にも倒れそうである。わたしは心配になり、

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園月ゼミからの帰り道、わたしの心は乱れていた。うん?美々からのメッセージが届く。『心から願いが届きますように』わたしの願い?妹の杏のことか……。この三角関係はどうすればいいのだ?美々は勘の良い女性だ。シスコンの男など興味がないかと思えば、そ

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部室棟の下にある自販機から図書室に向かう途中の事である。立ち寄った、掲示板にピアノコンクールの張り紙がある。わたしは妹にコンクールから世の中に出る機会があればとスマホで張り紙を撮る。この偶然が妹の将来によく働くことを願う。早速、添付メールで

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わたしは独り、図書室で勉強していた。やはり、心がイガイガする。「佐津間くん、勉学もいいが『世界の雫』の方は大丈夫かな?」後ろから声をかけるのは、高等部三年の南逗菜さんであった。彼女もまた園月ゼミの一員だ。「これでも、国立狙いです」「エスカレ

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さて、妹の油絵の仕上げを終わると。女子サッカー部のキャプテンの美々スマホの画像を取り出す。妹以外の人物を描く事にしたが内心は戸惑いしかなかった。……。これが恋心なのかと小一時間考える。しかし、不思議な気分だ、猫背のわたしに背筋を伸ばせと言う

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わたしは自宅で油絵を描くのが趣味であった。題材は双子の妹しか描かない。それはピアノを弾く姿であった。細い腕から指先までの曲線が一番難しい。今の時代はスマホに写真をおさめてそれを見て描くのであった。しかし、長い髪が顔を覆い表情は読み取れない。

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「そこでだ、死を司る『デス』は現れたか?」「水晶の中で眠っている」『世界の雫』はデスを倒すことで得られると言われている。しかし、デスは水晶の中で眠っている。この園月ゼミの最終的な目的はデスを倒すことである。来る時の為に武術の稽古をしていた。

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「佐津間、今日も園月ゼミか?」「ああ、ま、そんなところだ」「自己犠牲もいい加減しとけよ」わたしの所属する園月ゼミは『世界の雫』を研究していた。そう『世界の雫』はどんな願いも叶うと言われていた。わたしは双子の妹の為に『世界の雫』を探して願いを

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園月ゼミは校舎の別館で行われている。人生で勝つ為のゼミである。それは『世界の雫』なるどんな願いも叶うアイテムを探すことを目的としていた。個性豊かなキャラクターが集まり。『世界の雫』を探すのであった。双子の妹の杏はピアノ演奏でユーチューバーを

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タイトル未定、メモ 1
2023年01月14日13:12

双子の妹の杏は子供の頃からピアノに夢中になり。ユーチューバーとして食べて行きたいと言う。学校の勉強も簡単に済ませて、今日も自宅の防音室でピアノを弾き撮影してアップしている。実際に居るユーチューバーが活躍するのを見て、簡単に叶うと思っているら

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わたしは今、生徒会室に居る。再選挙の結果は圧勝であった。元々、前生徒会長の菊一への不満は各所で爆発寸前であった。恐怖政治に対する革命家を欲していたのだ。大体、前回の選挙で、わたしが生徒会長って楽しそうとの理由だけで立候補して僅差になる時点で

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わたし達第二生徒会は校舎の中庭に本陣を置きリコール活動をしていた。「あら、これは偶然、リコール活動ですか?」それは生徒会長の菊一であった。「再選挙、楽しみだな」伍代さんが挑発する。菊一は冷静さを装っているが、かなりの焦りかたである。「はいは

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昼休み、第二生徒会室でまったりしていると……。伍代さんが飛び込んでくる。「やられました、敵陣による合成写真のばらまきです」伍代さんは写真の載ったチラシを手にしている。「それでその内容は?」「人形町さんのスキャンダルです。掲示板などに貼られて

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数日後、スパイこと協力者からの連絡はなかった。わたしがイライラとしていると……。伍代さんが近づいてくる。耳にふ〜うと息をかける。また、百合なのか、百合なのか?わたしは伍代さんを受け入れて。甘いキスをする。やはり、脱がされる制服に心から期待を

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放課後。第二生徒会の部室で窓から空を眺めている。うーん……。「浅野さん、どうしました?」英和田さんが話かけてくる。リコールの為に必要な署名活動の大義だ。つまりはスキャンダルがないかと思うのであった。「それで、人形町さんのユーチューバーにする

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「さて、浅野さん次の零細部活の訪問先は何処にしますか?」えーと、リストによると『鮫同好会』『熊同好会』『蜂同好会』……。「ちなみに、部室は共同利用です」うんうん、要らん部活はまとめて置いた方がいい。「しかし、困った事に犬猿の仲で三すくみだそ

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疲れて果てて、ぼっーとして駐輪場に向かうと。居たのである。そう、第一生徒会長こと『菊一 尚美』である。「くくくく……これは偶然、負け犬の浅野さんではありませんか」あー最悪だ、このタイミングで菊一に会うとは。「それで何用?」わたしは嫌悪感をぶ

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はぜ、はぜ、息が上がるほどの疲労の中で、今日周った部活の五件目の事である。『ボディービルダー部』の大きな看板がある。嫌な予感しかしない。「伍代さん、資料は?」「はい、部員は一人、活動内容は不明。何故、同好会として登録されているか疑問です」よ

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