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日記一覧

【虎ぱんっの穴】 壱
2018年03月31日05:42

社会の窓昭和23~29年と34~35年の水曜日に放送されていた、NHKラジオ「インフォメーションアワー・社会の窓」と言う番組がありました。内容は納税、節電、刑事告発など、あらゆるテーマを掘り下げて鋭くレポートする社会派番組です。当時は「社会の窓」と言う

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解語の花
2018年03月31日03:54

美人を形容する言葉です。玄宗皇帝が楊貴妃をこのように称したのが始まりだと言われています。解語の花とは、文字通り言葉を理解する花と言うことですね。玄宗皇帝といえば、宮廷の梨園で自らも歌舞、演劇を指導したほどの人。よほどの教養が必要とされたでし

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美人
2018年03月31日03:53

「美」というのは、「羊」と「大」からできています。もともと、肥えた大きな羊をあらわす字で、美味(おい)しいと言う意味だったそうです。中国では、羊は山の神としてめでたいしるしで、そこから、よいと言う意味になり、きれいと言う意味にひろかって来たそ

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忘れ草
2018年03月30日15:43

かんぞう(萱草)の別名。花が一日限りで終わると考えられたため、英語ではDaylily、独語でもTaglilieと呼ばれています。実際には翌日または翌々日に閉花するものも多くあります。また、日本では、身につけると心の憂さを忘れると考えられていたところから、

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勿忘草
2018年03月30日15:26

ドナウ川の辺りに咲いていた小さな瑠璃色の花。この花を恋人に摘んであげようとして足を滑らせ、川に流され死んでしまった青年のお話はよく知られているところですね。彼が叫んだ最後の言葉が、そのままこの花の名前になりました。「私を忘れないで」日本に入

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白詰草
2018年03月30日10:17

江戸時代にヨーロッパから渡来したと言われていますが、クローバーの和名です。ガラスなどの交易品が送られてきた際、荷物のすきまに詰められていたことから「詰草」と呼ばれるようになりました。白詰草は白い花を咲かせますが、赤い花をつける赤詰草もありま

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~落花流水の情~
2018年03月30日10:14

水面に落ちた花が、ゆるやかに流れてゆく情景…昔から日本人が愛してきた風景のひとつです。気持ちよく水に身をゆだねる花と、それを大切そうに受け止めて導いてゆく流れ。むかしの人は、そこに心を通わせあう男女の姿を見たようです。お互いが慕い合う気持ち

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2018年03月29日10:06

糸編に半分と書いて絆と読みます、お互いに半分づつの糸を結び合うからです~これは名曲「絆」です。絆とは、もともと馬や犬、鷹などを木に結びつける綱のことで、「木綱」と書いていたのが、きずなになったようです。絆という字も、つなぎとめるという意味の

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時文
2018年03月29日10:04

遊女たちが自分のまごころを示すために、夜明け時や、日暮れ時などの決まった時間に送った文、これを時文と言います。同じ時刻に文を書くということは、生活の中に相手を思うことが組み込まれているということ。そして、それは、受け手の側により強い絆が結ば

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歌詠み鳥
2018年03月28日10:25

春告鳥(鶯)の別称です。特にその春、初めてなく声を初音といって、特別に待ち焦がれる声です。「うぐいす」の「す」は鳥をあらわす接尾語で、「うぐい」の方は鳴き声から来ていると言われています。鳴きはじめの声は「ウ…ウグイ」と聞こえませんか?上手にな

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目白押し
2018年03月28日10:21

鶯とイメージがかさなる目白ですが、その名のとおり目の周りが白く鶯色の可愛い鳥で、鳴き声も鶯に劣らずいい声です。鶯の「ホーホケキョ」は、実は「法、法華経」と聞かれたもの。目白は「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」だそうです。なんかおかしいですね。さて

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雪洞(ぼんぼり)
2018年03月27日21:21

もともとは「せっとう」と読んで、お茶席にお客様がいないときに、炭を長持ちさせるために炉にかぶせておく覆いの事でした。白い紙で作り、くりぬいた窓を開けておいたので、雪の洞穴にみたててそう呼ぶようになったのでしょう。それを照明器具にしたのが雪洞

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金平糖
2018年03月27日21:19

色も形も可愛くて、一粒口に入れるだけで、夢がひろかっていく気がします。十六世紀、ポルトガル人によってもたらさせました。ポルトガル語でコンフェイト、それに漢字を当てたものが金平糖です。他にも、煙草、南瓜、天麩羅などもポルトガル語が語源だそうで

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大切
2018年03月27日01:39

「切」という言葉には、ひたむきなさま、心をこめてするさま、差し迫ったさま、身にしみて強く感じるさま…など、実にさまざまな意味があるようです。語源にも、刃物をピタリとあてられている様子から派生していった言葉だとか、重要な区切りを表す「切」から

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風媒花
2018年03月27日01:38

花は花粉を運んでくれるものによって、虫媒花、鳥媒花、風媒花に分けられます。風に運命を託した植物が、風媒花です。虫媒花や鳥媒花は、美しい花を咲かせたり、よい香りをふりまいたり、甘い蜜や美味しい実をつけますが、風媒花はそんなことはしません。地味

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椿の伝説
2018年03月26日18:46

青森の伝説によると~北前船の船頭は、青森の港の女と情を交わし「来年も必ず来てね、お土産に椿の実を持ってきて欲しいの」と頼まれた。椿油は当時最高の女性の化粧品だったからだ。その後、あっという間に三年が過ぎ、男は約束の椿の実を積んで青森の港に向

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雁供養(かりくよう)
2018年03月26日17:46

「雁(かも)」はカモ科の水鳥で「かり」は鳴き声からつけられた別名です。ひときわ情緒のある渡り鳥で、特に春は十羽ほどが列をなして鳴きながら北へ帰る姿は、見る者に哀れを誘い、さまざまな語句や伝説を生んできました。「雁供養」もそのひとつ。雁は秋に飛

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椿
2018年03月26日12:39

日本人と椿の関係は五千年以上前にさかのぼると言われています。縄文時代の斧や櫛が椿の木で作られているものが、多く出土しています。実からとれる椿油は有名ですが、昔はつややかな葉も賞美しました。語源も光沢のあると言う意味の「つば」からと言う説や「

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春告草
2018年03月25日18:59

「春告草」は梅のことです。奈良時代に中国から持ち帰ってこられたそうです。当時は桜より断然梅だったそうですが、平安時代ころから桜に人気を持っていかれたそうです。中国では「松竹梅」ことを「厳寒の三友」と呼びます。厳しい寒さのなかでいつも元気な姿

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春告鳥
2018年03月25日18:58

「春告鳥」は鶯(うぐいす)です。今では禁じられていますが、中世から江戸時代は鶯を飼うことが流行ったそうです。鳴き声の優劣を競う「鶯合わせ」も行われました。そのため、人々は綺麗な声の鶯を先生にして、他の鶯に美しい鳴き方を仕込んだとか。鶯も大変な

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春告魚
2018年03月25日03:30

「春告魚」は鰊(にしん)です。鰊は回遊魚で春以外にも日本に近づくそうですが、特に春は産卵のためにやってくるので、脂がのって大きく、春鰊と呼ばれます。鰊は「カド」とも言われ、「数の子」は「カドの子」が変化したものだと言われています。明治の頃は北

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恋文
2018年03月24日01:01

中世、特に貴族の恋は、文から始まりました。そして江戸時代へと、いろいろな恋の形を伴って、さまざまな呼び名で呼ばれるようになります。婚文(よばいぶみ)、懸想文、口説文、色文、優文、付文(つけぶみ)、艶文…。思いを込めて書いた手紙は、通わせ文。角文

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大人しい
2018年03月24日00:58

語源は「大人」を形容詞化したものだそうです。はじめは分別がある様子だったのが、だんだん温和、素直という意味に変わってきました。今では静かにしているというイメージが強いようです。ところがもっと遡ると「大人」の語源は、「音無」なんだそうです。音

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曲水
2018年03月23日14:46

曲水とは、庭や林を流れる曲がりくねった小川のことです。今では「きょくすい」と言うのが一般的ですが、「めぐりみず」や「ごくすい」とも言われていました。上流から杯が流れて来るまでに和歌を詠む、「曲水の宴」は有名です。もともと三月三日、上巳の節句

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花明かり
2018年03月23日14:43

満開の桜のまわりは、夜でもほのかに明るく感じられます。花びらの色が白いから、と言う理由だけではなく、何か人をひきつけるオーラのようなものがただよっているようです。そのようなオーラは人にも使いますね。「あの人には、花がある」世阿弥が使い出した

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桜蕊
2018年03月22日22:37

桜の花びらが散った後に残っている、雌蕊と雄蕊、これが桜蕊です。薄桃色の花びらと違い、濃い紅色の桜蕊はあだっぽい色香を感じさせてくれます。散りゆく姿は、桜吹雪、飛花、落花。散った後、花びらが水に流れゆく姿は、花筏。散った後には、桜蕊。そして、

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花曇
2018年03月22日22:32

桜の花の頃の、暖かい曇り空。「鳥曇」とか「養花天(ようかてん)」ともいいます。養花天とは、花を養うと言う意味です。この頃は、低気圧と移動性高気圧がかわるがわる通って、天候が変わりやすくなります。1日のうちに晴れと曇りが入れ替わる日も多く、曇の

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花の雨
2018年03月21日20:04

「花の雨」を辞書でひくと、「桜の花に降り注ぐ雨」「桜のころの雨」とありますが、桜の花びらがまるで雨のように舞い散る様子を連想させられますね。実際に降っている雨は、しとしとと音もなく降り続く「春雨」。ただ、降る雨の背景に淡いピンクの桜の花を感

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花筏
2018年03月21日19:51

水面に桜の花びらが舞い散って、筏のようにながれていく…そんな風景を花筏といいます。美しい春の風景ですね。咲いている花を愛でることは誰でもしますが、散る花、散った花を愛でる人は少ないかもしれません。桜吹雪、花の雨、飛花、そして葉桜…。その時々

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黄桜
2018年03月21日08:12

数百品種あるサクラのうちで唯一、黄色の花を咲かせる桜、別名「黄桜」そう、お酒好きの昭和世代なら、かっぱを連想するでしょうね。黄桜酒造は初代社長が、黄桜が好きなことに加え、ほのぼのとした雰囲気のカッパと <誰にでも親しめるおいしい日本酒−黄桜

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