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日記一覧

  世界をつかむ手になるよ行かないわと言っておきながらきっと来ると思っていたよ不意をついて来るものだから涙の後を見られたかな I WILL GOTO GROW UPそうさ さよならは言わないよ別れじゃないんだ旅立つだけさかえって来るから待っていてI WILL GOTO G

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母が受話器に向かって『はぁ、夜分にアレなんですが、、』と言っているさきは実伯父であった。シゲイチは、病状が一向に快方に向かわず、むしろ悪化の一途を辿っており、最悪の事態を想定した母親とナツコに『どうにかならんじゃろうか』と相談を持ちかけられ

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  バイクに乗った渡り鳥ガキの頃から口下手で親の顔さえ知らないがコイツ一つを友としたバイクに乗った渡り鳥ああああ朝焼けの国道一人飛ばせば泣けてくる、、、惚れてくれるはうれしいがどうせ明日には行く俺さカッコつけるじゃないけれど今はバイクがオン

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  花花王子 〜セカンド〜呼び出してゴメンね怖がらなくていいよ君に話したくって迷っていたんだわかっているだろうボクのこの切なさを仕事の事なんかはどうでもいいのさ夜も更けたビルの中にいまいるのは君とボク君を壁に追い込んでキスをしようかこうする

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  友の情け生きているかと冗談で顔をのぞけてくれるヤツ友の情けに甘えつつ後をおいたい気分と言えばなんにも言わずに黙ったままで俺の背中をどつくヤツ今日は奢るといいながら銀座にでようと誘うヤツ友の情けがしみるから枯れた涙がじんわりにじむ覚悟をし

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   行かないで後五分あの人の手を取って話したい雨が激しくなったからボクの声さえ届かない行かないで行かないでどんなに叫んでみたってボクの思いはかき消されるのさ傘さえさせない無情の雨に、、、あの人は辛そうに連絡すると言ったけどそれはするなと辛

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  栞をはさんだ恋だから 金色の枯葉が舞い落ちる音さえも聞こえそうな図書室で本を読む窓辺のあの人を息もせず見つめてたボクだった背表紙の色さえ沈む本棚のそこだけがポッカリ鮮やかに染まる二度と会えない人だけどセピアに霞んだ人だけどさよならは言わ

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応接間のソファーに腰をおろしたナツコとナツコの母親は憔悴しきった顔をしていた。二人と向き合う形にすわっている父も『ふーん』と言ったきり腕組みを解こうとはしなかった。中腰になり入り口の脇から覗き見をしていた俺に、茶菓をもって来た母が『また覗き

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ヒコタン以外の作詞 3
2017年09月23日00:03

    夕映えの丘夕映えの丘であの人と明日を約束したけれどあの人は黙って汽車に乗り一人で遠くへ行っちゃった行っちゃった裏切られたと思わない私思った時から何かがかわる人のうわさは気にならないが夕映えだけが夕映えだけが目にしみる、、、夕映えの丘

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ヒコタン以外の作詞 2
2017年09月22日23:55

  女はたいへんだから久しぶりあれからどうしてた気軽に聞いてくるけど女はたいへん男のあなたは気づかないでしょう街の噂や後ろ指女はたいへんサンダルはいてやさぐれながら一人あるけば噂になって人の目色や陰口慣れてるはずのつもりでもあなたとの事アレ

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 相生渡り鳥ドジをふんだか浪花の街を捨ててふたりで旅にでるアテはありそでなさそでなくて夫婦漫才雨のち晴れやちょいと神戸元町三宮気随気ままの渡り鳥やで、、、腕に包丁ハラにはさらしお前頼りにしてまっせアテはありそでなさそでなくて住めば都や旅空夜

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ヒコタン以外の作詞
2017年09月21日23:25

 うらみ言うらみ言だとわかっててもひと言、あなたいわせて欲しいのいいでしょうお酒のついであの時に来なかったのは何故なのかしら待ってたの最終の電車がでるまで、、、二人して遠くへいこうといつでも言っていたじゃないの信じたわけじゃぁないけれどそれ

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         東京湾景陽にやけたタタミのこの部屋あの人の匂いがするついさっきまでボクと過ごしてたかすかな残り香がこの恋が欲しんだ渡したくないんだこれが最後と言ったあの人窓から見えるゆりかもめ送るよと送るよと言い出しかねている東京湾、、、

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 モトカノモトカノの話しなど聞きたくはないしやめろよと言うのなんかおかしな事だしどっちでもいいような顔してるけれど幸せな話しならみじめになる不幸にはそりゃあまあなってほしくはないけど一人だけ幸せになられてもね何年も何年もたっているくせに改め

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 阿佐ヶ谷・駅裏・あかね荘別れた日から四五年が過ぎても何故か思い出す商店街の夕暮れ時の降り立つ駅の人ゴミにまだあの人のまだあの人の背中がどこかありそうで仕事サボってパチンコ通いいつも私に叱られた気の弱い人だから阿佐ヶ谷駅裏あかね荘、、、まさか

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その夜、夕食の席で美保子叔母の退院が延期になった事を知らされたヒトミ達の衝撃はそうとう大きかったようでしばらく言葉を失っていた。中でも、一番、気の弱いミドリは早々と泣き出し、母から『泣かんでもええから。延期いうたかて、一週間ほどのもんじゃ、

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  ナイト・フライト本当に大丈夫ボクはあなたの手をとってそっと何度も何度も問いかけるさぁ行って最終アナウンス流れているわよあなたは微笑んで涙も見せないこんなに好きなのに別れて行く二人ナイト・フライト夜空の彼方飛び立つボクさずっと忘れないよ決

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 大都会 最初は夢だって持ってたのよいきなりこんなあばずれじゃない見るもの聞くものが華やか過ぎてなまりことばを隠した18ふいに誘われた渋谷の街はお祭り騒ぎのような毎日君、可愛いと言われた一言が私をすっかり虜にしたのよ今日もまた陽が沈むこんな

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  夜ん中夜は二人の傷痕を上手に隠す包帯だとあの時あなたそんな事私を抱きしめ言っていたねお酒のせいではないけれど心のせいではないけれどよけい傷つく気がしたわだけど転がる石なら石らしく二人、黙って夜ん中、、夜が囁く子守歌ちょっぴりブルーな歌だ

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  絆坂横須賀の街は坂が多くてあなたが帰る下り坂必ず君のところに戻る小指を立てて約束ね私は窓辺で手をふりながら見送りなんか行かないわ海が二人をどんなに隔ててもここから見ている二人の絆坂、、、片言まじりの二人の会話最初は少し戸惑ったけどあなた

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      旅愁 〜秋の山陽路〜少し休んで旅しましょうと前から君が話していたね今になって思い出すなんて秋に誘われ、山陽路仕事に追われてすり減る愛だよ気づいていたけどね気づかぬふりして明日は行こうか一人旅だけど、、、東福山備後赤坂甍の屋根が続

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  メールの使い方も覚えない母ふるさとの母から電話なんかもらったメールの使い方も覚えない母からどうかいねつろうはないね何気を装い聞く母に一瞬のためらい隠した、、、どこそこの誰かが嫁さんをもろうたそんな事言う母すこしだけ煙たいわざわざに深夜に

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 ヘッドライトビル街のものかげであなたを抱きしめ口づけをかわしたらこみあげる想い離したくはないよ走る車ヘッドライトが不意にあなたの顔を照らせばいっぱいに涙ためこのボクを見つめ細いそのからだで訴える仕草燃え上がるあなた、、、ビル街は切なさにみ

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  鷲羽山忘れてくれ枕元に白い便せんキミはひとり僕の前を去って行ったけむる雨の中に咲いたむらさき色桔梗に似たゆかしいキミの水茎のあと、、、そうさあれからこの僕はキミをたずねて西東やってやって来たのは瀬戸内の潮風優しい鷲羽山、、、忘れないよ僕

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『あ』と思った俺は受話器をフックにかけ、一目散に我が家に向かった。リエとミドリが『待って!』『どしたん!』と、おってきたが待ってはいられなかった。カワタカとの約束がかかっている日曜であったからだ。リエの言うように、美保子叔母が退院してくるの

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       マンボ!赤坂今頃どうしているかしら掠れた声の古い歌深夜になるほど目を覚ます不思議な街だよこの街は暗いオフィスビルの窓一つだけ明るいきっといけない恋のさなかとヤキモチなどやきながらマンボ!赤坂に来たよ赤坂に来たよ君にどこかで会え

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 ヴァイアコンディオス〜朝も夜も〜着いた日から雨ばかりのこの街は朝も夜も夜も朝もけだるすぎて天蓋つきベッドの上汗にまみれむさぼるように抱き合う二人だよ、、ヴァイアコンディオスよせよ不意にマジになるのはヴァイアコンディオスどうせ二度とは帰れぬ

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リエが『ヨシヒロちゃん、どこ電話してるの?』と聞いて来た時、受話器の向こうから流れていた「エリーゼのために」がやみ、代わって、カワタカの『もしもし』という声が流れて来た。俺は『あ、』となり、瞬間的に『あのな』と口ごもりつつ、俺のまわりをグル

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  相思相愛男はそうさタフガイを気取って背中を向ける女もそうね追いかけたいくせになみだ、飲んでるあれからどのくらい春夏秋冬が過ぎたのだろうお互い巡り会うこんな夜が来るなんてああ相思相愛、、、、あの後、私違う人と出会い結ばれたのようわさは聞い

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