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日記一覧

井戸尻考古館に展示されていた土器の中で気になる要素があって、撮影したものが他にもある。井戸尻2号址から出土した深鉢は口縁が微かに四方に盛り上がっている。(写真左)頸部には不定形だが横長の隆線で仕切りられた区画が複数存在し、その区画の中にはドッ

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井戸尻考古館には井戸尻遺跡群から出土した縄文時代の深鉢が展示されていた。上記の深鉢に関して、『井戸尻』(第9集 P24)の「深鉢」には以下のような説明がある。「大きさや形は多様だが、総じて円筒形。ほとんどが煮炊きに用いられた土器で、たいてい煤やお

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下原(しもはら)12号址からは「野椎文鉢(のづちもんばち)」と呼ばれる縄文土器が出土している。(写真左)『古事記』『ホツマツタヱ』は「野椎」、『日本書紀』は「野槌」としており、三誌ともノヅチノカミをカヤノヒメカミ(紀記:鹿屋野比売神)の別名としている

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井戸尻考古館には「籠畑I式土器」と呼ばれる竹ひごや紐で編まれたような模様を持つ土器片が展示されていた。(写真左)籠畑遺跡は複数の縄文遺跡からなる井戸尻遺跡群の中の一つに数えられる遺跡である。展示された土器片のすぐ脇には『前期末葉に 動く』という

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井戸尻考古館の展示ケースの壁に『みづち』のタイトルの付いた案内パネルが掲示されていた。「何か正体のしれない、一対の怪異な水生動物。この種の動物文がつく土器は総じて単純な器形で。これの居る下半部は土器を作った時の輪積み痕が残されている。それが

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井戸尻考古館に展示された曽利32号址から出土した蛇紋深鉢は口縁部に一ヶ所、不可解な造形の突起物があった(写真左)。「蛇紋深鉢」という名称から突起物を口を開けた蛇と見ているのか、突起物の一つにトグロが造形されているのが、「蛇紋」とされているのだろ

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井戸尻考古館に展示された縄文土器の中には側面にトーテムポールのように矢印(陰茎)、半人半蛙像(はんじんはんあぞう)、双環突起を組み合わせた蛇頭像(写真左)を組み合わせた装飾のされた「蛇文深鉢」と呼ばれる曽利32号址から出土した縄文土器があった。(下

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井戸尻考古館に展示されている蛙文深鉢と呼ばれる縄文土器は壁の前に置かれているので手前側しか確認できないのだが、口縁部に豚鼻のような双環突起が付いており、その下に紐が2本下がっている(写真左)。しかし、土器の名称には「蛙文」とあるので、これは蛙

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「半人半蛙」という用語でネット検索すると、筆頭でヒットするのが、井戸尻考古館に所蔵されている藤内遺跡から出土した半人半蛙文有孔鍔付土器(はんじんはんあもんゆうこうつばつきどき)と呼ばれる土器だ(写真左)。この土器は重要なものらしく、撮影禁止にな

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井戸尻考古館正面の階段を上がると、右手に事務所、左手に展示室が配置されている。入場料は一般が300円。『井戸尻考古館』の公式ウェブサイトには、こう説明されている。http://userweb.alles.or.jp/fujimi/idojiri.html「井戸尻考古館は、八ケ岳山麓を舞台

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境 池生神社(いけのうじんじゃ)の社殿前から登ってきた石段を振り返ると藤の絡みついたクヌギらしき樹木の梢はもはや眼下にあった(写真左)。社殿内を見ると本殿があり、この社殿が拝殿ではなく、覆屋であることが判った(写真中)。問題は本殿の軒下に掛かって

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境 池生神社(いけのうじんじゃ)の御柱(おんばしら)の奥には立ち上がる長い石段があった。石段の麓左右には1対の狛犬。石段には中間地点に踊り場があって、そこから見下ろしたのが(写真左)だ。藤の絡みついたクヌギらしき樹木の梢が目の前に見え、石段の麓に

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諏訪大社 上社前宮(かみしゃまえみや)の禊(みそぎ)の池と、一ノ鳥居の間に案内板が立てられていた。表参道から雑草の生い茂った中に降り、それを見に行くと、『諏訪照雲頼重の供養塔』の案内板と同じく、安国寺史友会政策の『溝上社(みぞがみしゃ)』の案内板

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