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日記一覧

 東京ステーションホテル、東京都庭園美術館、日本橋高島屋、東京文化会館、国際子ども図書館、学士会館ー本書で紹介される東京都内にある25の名建築は、どれも建物の上を流れた時が醸し出す気品と重厚さを持っている。現代の再開発のオフィスビルなどは新し

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 松岡正剛の千夜千冊で本書に触れられていて、魅力的な言葉と優しいタッチのイラストに惹かれ手に取った。 この本では、様々な国の、他の国の言葉では意味をうまく表せない言葉たちが紹介される。イヌイットの人びとは雪についての多様な語彙を持つと言われ

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 表題の通り図解が詳細で、沖縄の自然や文化の全体像を掴むことができる。写真も豊富で、宮古島の与那覇前浜の見開き写真は、遠浅のトロピカルブルーの海が果てしなく続き、吸い込まれてしまいそうな心持ちになる。 沖縄の言葉の面での発見も色々あった。庶

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 「日本人は、ゴビ沙漠やシルク・ロードの西域の流沙、あるいはサハラ沙漠に、他の国のひとたちには理解しがたいような甘美さを感じてきた。···それやこれやを日本列島という湿潤の地でおもうとき、太虚に立つ虹のようなおもいをもってしまう

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 生命とは何かという大いなる謎に、細胞、遺伝子、自然淘汰による進化、化学としての生命、情報としての生命という五つの考え方から迫る。理解が追いつかない部分もあったが、自身の生い立ちや、大学ではなく醸造所で過ごした若き日の経験などにも触れながら

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 「市井に生きる人への優しいまなざし、芥川を生んで間もなく心を病んだ母への愛慕、そして後年になって芥川を悩ませたシニシズム。この作品には芥川龍之介のすべてが詰まっている。」 学生の頃、国語の教科書で読んだ定番作品が多く、原文も引用されている

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 世界各地で撮りためたそれぞれの写真に、一文がそっと添えられている。観光名所などはなく、ぶらりと歩いた街角での日常のスナップが多く、その街の空気やその地で暮らす人たちの息遣いが感じられる。 何十年か振りに訪れたネパールのカトマンズの露店の裸

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 「受験生たちは来る はるかな銀河のそれぞれの星ぼしからそれぞれの夢や未来をだいてやって来る なんのために十一人目はここにいるのだろう 十一人ーみなぼくとおなじ年ごろのもの その十一人目はどんな夢や未来をだいているのか」 昨日、日経新聞の書

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