mixiユーザー(id:15218407)

日記一覧

 カラヤンが指揮した唯一の日本人作曲家作品でもある松平頼則「ピアノとオーケストラのための主題と変奏」が素晴らしかった。盤渉調(ばんしきちょう)越天楽を主題とした変奏曲だが、日本古来の音楽と西洋音楽の融合として成功した最良の作品のひとつではな

続きを読む

藤岡幸夫の東京シティ・フィル首席客演指揮者就任披露公演にふさわしい素晴らしい演奏だった。神尾真由子をソリストに迎えたアストル・ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」は神尾の情熱的で完璧な技巧のヴァイオリンが実によく合っていた。ウォルトン「交響

続きを読む

聴衆からのリクエスト・コンサート。上岡敏之らしく音色やハーモニーがきめ細やかに表現され、柔らかで色彩感に富んでいた。演奏はラヴェル「《ダフニスとクロエ》第2組曲」が最も熱く、まとまりと集中力があった。最後の全員の踊りも白熱した。https://ameb

続きを読む

井上道義&読響のホルスト「組曲《惑星》」。「火星、戦争をもたらすもの」はこれまでの読響では聴いたことはないというほどの大音量で演奏された。最後の「海王星、神秘主義者」の女声合唱は昭和音楽大学の学生たち。カーテンコールでP席後方に出てきた学生

続きを読む

女性指揮者は数多いが、ゴールドのドレスで指揮する姿を見るのはさすがに初めて。ベアトリーチェ・ヴェネツィは背が高くすらりとしたスタイル、長い栗色の髪、その美貌はファッション・モデルと見まがうほど。指揮は情熱的でダイナミックだった。写真:(c)堀

続きを読む

格調高いバッハと楽しいハイドンを間に置き、それをイギリスの田園音楽で包み込んだ心温まるプログラム。私も今日初めて知ったフィンジ「エピローグ〜ピアノと管弦楽のための」は、ご存じでない方にぜひおすすめしたい佳曲です。ブログ内にyoutubeを貼りまし

続きを読む

西本智実 日本フィル 小林美樹(ヴァイオリン) (7月6日、横浜みなとみらい 大ホール)西本智実の指揮は20数年前のデビュー当時と、昨年の2度聴いた。ファンの方には申し訳ないが、その演奏は表面をなぞるような浅さがあり、あまり良い印象ではなかった

続きを読む

鈴木秀美 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会 音楽堂シリーズ第13回(7月6日、神奈川県立音楽堂)やはり、鈴木秀美は古典派以前の作品が合う。神奈川フィルも水を得た魚のように演奏に活気が出た。モーツァルト「交響曲第38番《プラハ》」の歓喜

続きを読む

ベルトラン・ド・ビリー、新日本フィルによる美しいブラームスの合唱曲(7月4日、サントリーホール)ブラームス:「運命の歌」「ネーニエ(哀悼の歌)」「ドイツ・レクイエム」高橋絵里(ソプラノ)、与那城敬(バリトン)、栗友会合唱団(合唱指揮:栗山文

続きを読む