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日記一覧

サー・サイモン・ラトル クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ) ロンドン交響楽団 バーンスタイン「交響曲第2番《不安の時代》」は超名演。ツィメルマンの美の結晶のような透徹したピアノと、ロンドン交響楽団の超絶的ヴィルトゥオジティ、そしてラトルの

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ペトル・アルトリヒテル 新日本フィル スメタナ「わが祖国」 (9月23日、サントリーホール)アルトリヒテル新日本フィルのスメタナ「わが祖国」、爆演、凄演!アルトリヒテルは足を踏み鳴らし、うなり声をあげ、時にかがみこみ、時に指揮棒を楽員に向け突

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曲目ハイドン:交響曲 第100番 ト長調 Hob.I:100 「軍隊」モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 op.68 「田園」今日のユベール・スダーンの指揮は古典派のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンだった

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オーソドックスな演出、手慣れた指揮と演奏、歌手陣の充実は「椿姫」と同様に非常にまとまりの良い舞台だ。オポライスのマノン・レスコーは賛否あるようだが、私はとてもいいと思った。終演後飛び跳ねながら観客に手を振る素顔のオポライスとプッチーニが設定

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 新国立劇場はオペラ研修所開所20周年を記念して開催された、日本と世界の若手オペラ歌手によるガラコンサート。ロンドン、ミラノ、ミュンヘンの著名な歌劇場オペラアカデミーの精鋭たちと、日本からは、プロ歌手として国内外で活躍する新国立劇場オペラ研修

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この日はオール・チャイコフスキー・プログラム。チャイコフスキー「交響曲第4番」は予想していた明るく色彩感豊かで開放的という演奏とは一味違うもので、正直驚いた。一言で言えば絶対音楽的で、交響作品としての構造を余すところなく明らかにする演奏だっ

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斎藤明子 共演:藤原浩哲(ひろあき) ギター・ソロとデュオの夕べ(9月14日、現代ギター社GGサロン)斎藤明子の「エストレリータ」は20数年前、彼女がソニー・ミュージックから出した2枚目のアルバム『アールソバージュ』の1曲目に収録されていたこと

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シトコヴェツキー・ピアノ三重奏団、クラリネット:吉田誠(9月11日 武蔵野市民文化会館小ホール)彼らの演奏に若さのエネルギーとともに『満ち足りた幸福感』を感じた。それはメンデルスゾーンにふさわしいのではないだろうか。メシアンにおいても、聴き終わ

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 2012年浜松国際ピアノコンクール優勝のラシュコフスキー、とてもいいピアニスト。品もありロシアの正統。ダイナミックさと繊細さ。ラフマニノフらしい響き、正統的な様式感はさすが。誇張無し、無駄なし、自己流解釈無し。オーケストラも共演しやすそう。藤

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トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団(9月8日 すみだトリフォニーホール 大ホール)コープマンとアムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団のバッハ「ミサ曲 ロ短調」はまろやかなハーモニーに包まれ温かく親しみがあり、すぐ隣に

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山田和樹 日本フィル 萩原麻未(ピアノ) (9月7日、サントリーホール)プレトークで山田は、『勝手な思い出』と題して、作品や作曲家にまつわる個人的なエピソードを話したが、これが滅法楽しかった。詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.j

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ントニ・ヴィト 東京都交響楽団 シャルル・リシャール=アムラン(ピアノ) (9月6日、サントリーホール) ヴィトが指揮するルトスワフスキ「交響曲第3番」(1983)は実に面白かった。彼の手になると、楽器は人が声を発しているように聞こえてくる。クラ

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オーケストラ・プロジェクト 2018 (9月5日、東京オペラシティコンサートホール)大井剛史(指揮)、東京交響楽団、西村翔太郎(ピアノ)、曾田瑞樹(ヴィブラフォン)プログラム:阿部亮太郎「漆黒の網目」(初演)小山和彦「ピアノ協奏曲第3番」(初演)

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犬飼新之介 ピアノリサイタル (9月3日、すみだトリフォニーホール小ホール)躍動感があり力強いピアノ、美しいトリルや装飾音、切れ味があり、技巧的には正確で完璧。犬飼ほど弾ける日本のピアニストはそれほど多くないだろう。 課題はその技術で作品と作

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ヨーン・ストルゴーズ 読響 小山実稚恵(ピアノ)(8月26日、サントリーホール) シベリウス「交響曲第2番」の最終楽章コーダで音楽は劇的とも言える大変身を遂げた。それがストルゴーズの指揮からくるものなのか、あるいは読響の楽員の底力に火が付いた

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