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日記一覧

ベスト10に絞ることも、順位付けもできないくらい感動の質量は接近しています。ほかにも加えたいものがありますが、どうしても落とせないものを選びました。今年はピアノとオペラ演奏会形式の当たり年。ヤルヴィとN響の大躍進は日本のオーケストラ史を塗り替

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(12月25日、渋谷区文化総合センター大和田<さくらホール>) 音楽ネットワーク「えん」は佐伯隆氏が主宰する1992年発足の個人宅やイベントスペースでサロンコンサートを行う市民グループ。今回はホールを借りオーケストラとソリストが共演する大規模な企画

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(12月24日、東京オペラシティ・コンサートホール)上岡もバッティストーニ、ヤルヴィと同じく60分を少し超える快速テンポの第九だった。しかし印象はずいぶん違う。バッティストーニは炎、ヤルヴィは高層ビル、上岡は流線型ジェット機とでも表現できるだろう

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(12月22日、NHKホール)60分を少し超える速いテンポの第九。しなやかで強靭、構成もしっかりしており、芯の部分は熱く、最終楽章では文字通り歓喜の合唱となって結ぶ。現代の感覚にマッチした奏者が一体となった見事な第九だった。弦はヴィブラートとノン

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(12月18日、東京オペラシティ・コンサートホール) 初めて聴くような第九だった。テンポは速い。トータル60分を切っているかもしれない。第1楽章は第2楽章スケルツォと同じくらいのテンポに感じられる。第3楽章はさすがに歌わせるが、それでも速い。東京フ

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(12月15日、サントリーホール) ミンコフスキと都響によるブルックナーの交響曲第0番は室内楽のような透明性と強固な構造を併せ持ち、響きは限りなくピュアで宝石のようであり、その奥深い世界は天上に輝く星のような高みがあった。ステージ上にはただ音楽

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(12月11日、NHKホール) デュトワのマーラーはヤルヴィのようなギリギリと締め上げるような緊迫感を持つものではなく、明るく開放的で、色彩感にあふれている。オーケストラ・コントロールには余裕がありN響の力を十二分に引き出す。深刻で考えさせるよう

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12月10日、東京文化会館) 2年前ドレスデン・フィルで聴いたザンデルリンクの印象は「作品を白紙から読み直したフレッシュな演奏」というものだった。この日もそれを感じた。ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番はチェロのスタドレルともども重く暗くなら

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(12月8日、武蔵野市民文化会館小ホール) ギリシャ出身のコロラトゥーラ・ソプラノ、ヴァッシリキ・カラヤンニの日本での初リサイタル。ギリシャ国立歌劇場の専属歌手で、ミラノ・スカラ座(2012年)と英ロイヤル・オペラでの「ホフマン物語」オランピア役

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(12月4日、サントリーホール) 読響の音が変わった。特に弦楽器。澄み切って冷たい鋭角的な音。しかし芯は熱い。やはりシベリウスはこの音でなくてはと思わせる。コンサートマスターはケルンWDR放送響の萩原尚子がゲストで務めた。彼女の協力もあったと思う

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