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日記一覧

ドビュッシー「ヴァイオリン・ソナタ」が素晴らしかった。フランス語の詩が聞こえて来るような、柔らかくニュアンスに富んだフレーズが次々に繰り出される。特に第1楽章中間部が絶品。ピアノの三拍子をバックに、ヴァイオリンが万華鏡のように変化していった

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歴史が染み込んだプラハの街並みを思わせる、落ち着いて、少しくすんだ陰影の深い音は、まさにチェコ・フィルの響き。第3曲「シャールカ」から、ビシュコフの指揮は一変した。地の底から溶岩が噴出するような熱い演奏が始まり、ビシュコフとチェコ・フィルの

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ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第1番」を弾いたアレクセイ・ヴォロディンが何と言っても素晴らしかった。抒情性のある気品ある響き、強靭さに裏付けられた繊細さと優しさ。それは、ベートーヴェンの音楽と一致している。特に第1楽章の長いカデンツァが圧巻だ

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見事としか言いようのない演奏に、プレトニョフの力量を改めて思い知った。と同時に不思議な感覚を覚えた。プレトニョフのつくる音楽は、あまりにも美しく、どこか現実ばなれしている。人間味が希薄で、あやかしに陥れられているような居心地の悪さを感じる。

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(10月20日、東京芸術劇場コンサートホール)堂々と進軍するブラームスのスケールの大きな演奏は、巨匠の風格がある。https://ameblo.jp/baybay22/entry-12537736491.html

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ウィリアム・クリスティ指揮、レザール・フロリサン ヘンデル《メサイア》感動というよりも、見事なまでに芸術的な演奏に感銘を受け、心底から感心したコンサートだった。https://ameblo.jp/baybay22/entry-12536256497.html

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ショスタコーヴィチ「交響曲第13番《バビ・ヤール》」は、全体に重厚でスケールが巨大な演奏だったが、血が凍るようなショスタコーヴィチではなく、テミルカーノフの温かな愛情のようなものを感じた。写真(c)ジャパンアーツhttps://ameblo.jp/baybay22/ent

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主役歌手陣は安定していた。オネーギンのワシリー・ラデュークは、タチヤーナに再び激しい情熱を燃やす第3幕第2場で劇的な歌唱を聞かせた。タチヤーナのエフゲニア・ムラーヴェワとの『幸せはすぐ近くにあったのに』の2重唱は公演のハイライトだった。驚か

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