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日記一覧

山田和樹の創る響きや音に、「日本」を感じたことが、興味深かった。しなやかで、しっとりとした音、やわらかな響き、そういった響きに、和食を味わうような自然さを感じた。仙台フィルと読響の合同オーケストラだが、ひょっとすると仙台フィルの持つ温かい音

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このような熱い第九は、ひさしぶりに聴いた。中国の今のエネルギーを感じさせるものがあった。写真:(c)Shen Qiang詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/baybay22/entry-12338624332.html

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サッシャ・ゲッツェル 読響 ベートーヴェン「第九」(12月20日、サントリーホール)第3楽章はとても良かった。ウィーン・フィルでヴァイオリン奏者を務めただけあって、弦の歌わせ方がうまい。第1主題の対旋律のヴィオラを浮き立たせ、変奏での第1ヴァイオ

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 カルテット・アマービレは、2016年9月難関で知られる第65回ARDミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門で第3位に入賞の快挙。コンクールで弾いた3曲によるプログラムは内容があった。ただ課題も多い。詳しくはベイのコンサート日記に。↓https://ameblo.jp/

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オピッツは謎だ。どこから入って行けばいいのか、入口が見つからない。シューマン「ピアノ・ソナタ第2番ト短調」は、初稿版が演奏された。これほどの熱狂と気高さを感じさせる音楽も少ないのではないだろうか。なぜ、クララ・ヴィークは『演奏家にも聴き手に

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マイスターは非凡な才能の指揮者だ。この曲の構造が透けて見えるような明晰な構築力。柱がしっかりとして揺るぎがない。ダイナミックの幅を大きくとり、読響の金管の力を最大限引き出す。読響を束ねる統率力は、37歳という若さにしては、カリスマ性すら感じさ

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 ノットの真骨頂は、モーツァルトの「プレスト」で発揮される。第1幕第6曲のマゼットが憤懣をぶちまけるアリア「わかりました旦那様」のオーケストラの切迫した動きに、なぜ泣けてくるのか不思議で仕方がない。モーツァルトの魔術であり、それを引き出すノ

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CD評 シューベルト:八重奏曲 ベルリン・フィル八重奏団 音楽と録音が一体となった理想的なCD。ホールのベストポジションで生演奏を聴いているよう。ベルリン・フィル八重奏団は、シューベルトの長大な音楽を、第1楽章から第6楽章まで、ひとつの物語の

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ジョナサン・ノット 東京交響楽団 ジャーマン・ホルンサウンド(12月2日、サントリーホール) ノットの《英雄》には場内から熱狂的なブラヴォが飛んでいたが、個人的には、あまり心を動かされなかった。オクタヴィア・レコードによる録音が入っていたため

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2000年創立、芸術監督・首席指揮者ロン・ユーに率いられたチャイナ・フィルハーモニー管弦楽団。大陸的なスケールの大きいオーケストラという印象を持った。弦が良く揃い、強靭で瞬発力があり、爽快な音色。 ロン・ユーが、ここまでチャイナ・フィルをまとめ

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デニス・ラッセル・デイヴィスは新日本フィルから集中力のある、新鮮な響きを引き出した。重心が低く、オーケストラの掌握が見事。詳しくはベイのコンサート日記に。写真:デニス・ラッセル・デイヴィス(c)Benno Hunzikerhttps://ameblo.jp/baybay22/entry-

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格調の高さ、高邁さ、虚飾のなさ、それがデジュー・ラーンキの音楽だと思う。ひさしぶりに、「正統的なヨーロッパ音楽」を聴いた気持ちがした。詳しくはベイのコンサート日記に。https://ameblo.jp/baybay22/entry-12331901726.html

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初めて聴く宮崎陽江の音は、しっとりとして、重みがある。艶やかではあるが、派手ではない。柔らかいが、明るいものではなく、落ち着いた響きがする。色のイメージで言えば、赤と黒。シューベルトには合っている。バッハ、ブラームス、ベートーヴェン、チャイ

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小山実稚恵の世界 ピアノで綴るロマンの旅<12年間・24回リサイタルシリーズ 最終回>(11月25日、オーチャードホール)2006年6月から毎年2回、12年間、24回続けたリサイタルシリーズの最終回。今日の頂点は、プログラム最後のベートーヴェン「ピアノ・ソナ

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