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2026年11月07日04:57

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許家窯人もデニーソヴァ人と判明、古代タンパク質で特定

 これまで帰属不明なままにされていた許家窯(Xujiayao)人骨がデニーソヴァ人のものであることが分かった(写真=遺跡)。

◎中国本土で4例目
 北京の古脊椎動物・古人類学研究所の古生物学研究者で遺伝学者、付巧妹ら研究チームは、1970年代に動物化石と石器群とともに許家窯で発見されていた20点の人骨片(写真)のうち2点から抽出した古代タンパク質の小片のペプチドを分析し、人骨がデニーソヴァ人だと特定した。年代は13万年前頃とされている。
 タンパク質はDNAよりも完全に分解されることなく長く残ることができるため、最近、古人骨などの帰属の推定などに利用されている。
 許家窯化石がデニーソヴァ人と判定されたことにより、中国でデニーソヴァ人と特定された人類化石は、白石崖、ハルビンのホモ・ロンギ、そして蝙蝠洞に続いて4例目、台湾の澎湖人を含めれば5例目となる。

◎古代的な特徴が顕著
 許家窯ホミニンの断片的頭蓋をつなぎ合わせて復元すると、頭蓋は、低く傾いた額、後ろにカーブした大きな眼窩上隆起、長方形の眼窩、平らな頬、そしてやや高くなっている鼻梁などの特徴が浮かび上がる(図=許家窯デニーソヴァ人の復顔)。
 これらの形質は、古代的な特徴で、遺伝学で推定されるように、彼らの一部が数万年前まで生きていて、現生人類と混血していたとすると、現生人類は彼らを異形と見たとはいうわけではないようだ。

◎デニーソヴァ人は東アジアの古代型人類として進化
 ホモ・エレクトスから分岐した古代型人類は、ヨーロッパと西・中央アジアではネアンデルタール人へ、シベリア、東アジアではデニーソヴァ人に、そして東南アジアの一部ではホモ・フロレンシスへと進化したのだろうか。
 今のところホモ・フロレンシスが現生人類と接点があったかどうか分からないが、ヨーロッパと西アジアではネアンデルタール人が、東アジアではデニーソヴァ人が現生人類と混血し、やがて大きなホモ・サピエンス集団に吸収されたのだろう。

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