かつて住んでいた戸建ての家に植えたヤマボウシが、そろそろ赤く色づく季節になった。
やや季節外れの話題となるが、5月頃に咲くハナミズキとヤマボウシの花が好きだ。
両者は似ているが(いずれもミズキ科で近縁)、ハナミズキの方が花期は1カ月ほど早い。そしてハナミズキの方がヤマボウシよりやや華やかだ。
また花の形も違う。花びらの先端がへこんでいるのがハナミズキで尖っているのがヤマボウシだ(写真=左がヤマボウシ)。
◎ハナミズキはワシントンの桜のお礼としてアメリカから
さらに言えば、ハナミズキが外来種であるのに対し、ヤマボウシは日本を含む東アジアに分布するいわば在来種だ。
ハナミズキが日本に来たのは、まだほんの1世紀ちょっと前の1912年(大正元年)だ。その3年前に、東京市長の尾崎行雄の提唱で、アメリカの首都ワシントンD.C.へソメイヨシノを贈った返礼として日本に渡来した。
40本の白花のハナミズキは小石川植物園や日比谷公園に植えられたが、太平洋戦争でハナミズキは「敵国」の花木としてほとんど切られてしまった。今は東京都立園芸高校に、1世紀余を経て奇跡的に生き残っているという(写真=1世紀以上も生き続けているアメリカから贈られたハナミズキの原木)。かつての日米友好の証しが、戦争をきっかけに破却されたのは、渋沢栄一が受け入れ窓口となって「青い目をした人形」と同じだ(22年8月24日付日記:「アメリカから贈られた友好の「青い目の人形」を戦時中に密かに守った小学校教師の母の埋もれた逸話を掘り起こした元教師の娘の物語」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202208240000/を参照)。
◎信州小布施で観た街路樹のハナミズキ
ただ戦後に再び日本に苗木が渡り、公園や街路樹として植えられた。
以前、信州小布施町で街路樹としてたくさん植えられたハナミズキの花を観たことがある(写真)。
そしてハナミズキと言えば、かつてテレビで放映された映画『ハナミズキ』を思い出す。カナダ東海岸の街にハナミズキが咲いていた。この映画が表しているように、ハナミズキは、北米東部で自生している落葉樹で、西海外には自然状態ではない。
◎かつて庭に植えたヤマボウシが季節の移ろいを教えてくれた
ヤマボウシの思い出は、街路樹として植わっているのを札幌で観たことがあり、また北大港内と同付属植物園ではあちこちに大きな木が植えられている(写真)。
冒頭に挙げたが、以前住んでいた戸建ての庭にヤマボウシを1本、庭木として植えたことがある。毎年、5月から6月頃に白い花をつけて夏の訪れを実感し、秋の深まる11月には真っ赤に紅葉し、冬の訪れの近いことを知った。
マンション住まいとなり、季節の移ろいを知らせてくれる花木が身近に無くなったことが寂しい気がする。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
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昨年の今日の日記:「日本のコメが再び危機に、小泉氏に代わって農相に就いた鈴木憲和は日本の稲作を崩壊させる」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202510270000/
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