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2026年10月20日22:41

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短歌

恐竜の骨を埋めたる砂場にて消しゴムのかす集めて帰る #短歌



何者にもなれない僕だけど今日の風だけは誇らしく吹く #短歌



スーパーのレシート細く丸めてはポケットの奥に忘れてしまう #短歌



青いシートに並んで座りお互いの胸のざわめきただ聞いていた #短歌



天井の高いところに引っかかっている星を指さして君は笑った #短歌



白菜の刻む音聞きながら引く 甘い言葉のつづきはどこだ #短歌



雨粒をひらがなとして拾う指 あなたに触れる練習みたい #短歌



夕凪にほどけるリボン見つめれば夏は何度も生まれてくれる #短歌



帰り道缶コーヒーだけ甘くして明日もわたしはちゃんとわらえる #短歌



夕暮れの終わりをほどくと風が鳴り君のとなりでそっと息する #短歌



思い出はすり減るものか磨くもの どちらにしても昔のことです #短歌



思い出は磨くと光るらしいけど僕のはたぶん靴底にある #短歌



口座の数字が減るたびに僕は少しずつ消えてゆく #短歌



洗いたてみたいな風が窓から来て昨日のことを忘れてしまう #短歌



生きる意味なんて難問より先に手を振る事が成立している #短歌



その静かな歩幅を夜に溶かすまであなたの手をそっと握りしめる #短歌



コンビニの青いあかりが薄まって僕らはすこし街に許される #短歌



どこへだって行けるはずなのに僕たちはここでただコーヒーを飲む #短歌



やさしさは磨けば増えるものなのか 月を抱いたら眠れるものが #短歌



免税店のまぶしい光のその端でふたり無口にパンをかじった #短歌




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