採り終えてしまえば軽くなる指でまだ触れている春の重さを #短歌言いすぎたくらいがちょうどいい朝で春の言葉がまだ残ってる #短歌衣類とは体温のための容器なり 袖の闇より朝がこぼれる #短歌もう一度眠る理由を探すより許されてる事実を抱く #短歌これ以上
正解はどこにもなくてただ白い湯気の向こうで君がやさしい #短歌消えたあと静けさだけが残されて皿の白さに夜をひろげる #短歌こんなにもうすい春なら壊れそう だからゆっくりひらいてみせる #短歌花の香をほどく指先ひそやかに午後の奥まで春がしみこむ #短
どこで呼ばれてもいいって言うたびにほんとのぼくが遠くなってく #短歌まだできてないとこもいいよねってかげにおいつく夢みてる夜 #短歌求められる前に差し出すやさしさはどこまでぼくでどこから光 #短歌起動音みたいにやさしい記憶だけポケットの底でまだあ
指先でふれればほどけそうだから闇にまかせて眠らせておく #短歌同じもの食べた証拠みたいに沈黙だけがきれいに揃う #短歌ケーキってさ夜のためにあるよね ポケットじゃなくおなかに入れる #短歌やさしい匂いだけを連れていく まだ帰らない今日のほうへと #短
指先でふれればほどけそうだから闇にまかせて眠らせておく #短歌同じもの食べた証拠みたいに沈黙だけがきれいに揃う #短歌ケーキってさ夜のためにあるよね ポケットじゃなくおなかに入れる #短歌やさしい匂いだけを連れていく まだ帰らない今日のほうへと #短
指先でふれればほどけそうだから闇にまかせて眠らせておく #短歌同じもの食べた証拠みたいに沈黙だけがきれいに揃う #短歌ケーキってさ夜のためにあるよね ポケットじゃなくおなかに入れる #短歌やさしい匂いだけを連れていく まだ帰らない今日のほうへと #短
書き直さないで残した言葉から夜のやさしさすこしこぼれる #短歌レシートのない時間だけ折りたたみ明日の隅へそっと差し入れる #短歌窓越しにひかりを受ける布のよう触れないことで形を保つ #短歌言葉より先に濡れてる影がいて ひらがなみたいに街へほどける
書き直さないで残した言葉から夜のやさしさすこしこぼれる #短歌レシートのない時間だけ折りたたみ明日の隅へそっと差し入れる #短歌窓越しにひかりを受ける布のよう触れないことで形を保つ #短歌言葉より先に濡れてる影がいて ひらがなみたいに街へほどける
触れたあと戻れないほどやわらかくわたしの外へ夜がこぼれる #短歌書けないでいる間に白いとこばかり わたしのことを知ってしまった #短歌手を離すこともひとつの選択でそれでも色は消えないでいる #短歌うまく言えないまま並んで歩いてる 靴底どうしで会話し
触れたあと戻れないほどやわらかくわたしの外へ夜がこぼれる #短歌書けないでいる間に白いとこばかり わたしのことを知ってしまった #短歌手を離すこともひとつの選択でそれでも色は消えないでいる #短歌うまく言えないまま並んで歩いてる 靴底どうしで会話し
ずれながら似合うかたちを探してる誰のものでもない肩のまま #短歌乞われてもひらかないまま持っていく はるさめのよるのやわらかい距離 #短歌余白へとすべりこむよう椅子を引くわたしも少し書き換えられて #短歌ほどけないって決めた靴紐みたいにこの夜がず
ずれながら似合うかたちを探してる誰のものでもない肩のまま #短歌乞われてもひらかないまま持っていく はるさめのよるのやわらかい距離 #短歌余白へとすべりこむよう椅子を引くわたしも少し書き換えられて #短歌ほどけないって決めた靴紐みたいにこの夜がず
ずれながら似合うかたちを探してる誰のものでもない肩のまま #短歌乞われてもひらかないまま持っていく はるさめのよるのやわらかい距離 #短歌余白へとすべりこむよう椅子を引くわたしも少し書き換えられて #短歌ほどけないって決めた靴紐みたいにこの夜がず
もしもしをほどいたあとも耳の奥 小さな灯りみたいに残る #短歌まあいっかって言えた夜のつづきからちょっとだけ軽い靴で歩ける #短歌泡消ゆる夜の器に残るもの 指の温度の薄き反響 #短歌ねえさっき何の話してたんだっけ 金木犀だけ覚えてるんだ #短歌壊れて
対義語になるまでのあいだまばたきの裏でやわらかく崩れていくもの #短歌拾うたびやさしくなった輪郭を夜の静けさにそっと並べる #短歌きらきらのはしっこに立つぼくたちはあしたのことをちょっとこわがる #短歌ポケットにしまった今日のひとかけら伏線みたい
アンチのコメントなんてと言い切って少し遅れて痛みが来るね #短歌まぶしさにまぎれて座る春の席 名前ないメガネ揺れたまま行く #短歌やさしさは誰のものでもないけれどぼくが見つけたことにしたいよ #短歌未来とはまだ署名されてない紙でぼくらは水のような
あたたかいとも言えないこのお湯にただいまみたいな顔で沈んだ #短歌消印のない夕ぐれを折りたたみことばの外へ歩いて帰る #短歌揺れている花のむこうで言えなくてさよならだけが光をこぼす #短歌降りる駅決めないままで揺れている 沈黙だけが手をあたためる
どっちでもよかった気もしてるけど歩いたほうでいいことにする #短歌 受けとった形のままに返せずにポケットの中で重さを測る #短歌水平線持ち歩くには軽すぎて桜はすぐに外へ出たがる #短歌ひとつだけ選べと言われるたびに失うほうの数を数える #短歌返らな
断らないことで守れるものよりも崩れていく輪郭を見てる #短歌触れたあと少し遅れて来る影をまだ光だと言い張っている #短歌どれにするって聞かれないのもいいよね まだぼくにもなっていないし #短歌言っちゃえばいいのにって思うたび言わないほうが守れる気
桜がひらく順にあの世も広がって部屋には水の音ばかりしてた #短歌返した手少しだけ冷えていたことそれがわたしのぜんぶだったね #短歌山菜を採る人どこか春の山 乗用車が道端に待つ #短歌すこし遅れて歩き出すそのあいだ影とわたしが入れ替わってる #短歌や